ウクライナ 子こども含ふくむ25人にん死亡しぼう「絶対ぜったい的てきな悪あくだ」ロシアを非難ひなん

ウクライナへの侵攻しんこうを続つづけるロシア軍ぐんは28日にち、ウクライナ各地かくちをミサイルなどで攻撃こうげきし、これまでに子こどもを含ふくむ25人にんが死亡しぼうしました。これについてウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうはロシア側がわを強つよく非難ひなんするとともに人々ひとびとを守まもるためには兵器へいきが必要ひつようだとして改あらためてさらなる支援しえんを訴うったえました。

ロシア軍ぐんは28日にち、ウクライナの首都しゅとキーウなど各地かくちを巡航じゅんこうミサイルや無人むじん機きで攻撃こうげきし、このうち中部ちゅうぶのウマニでは、集合しゅうごう住宅じゅうたくが被害ひがいを受うけました。

多おおくの住民じゅうみんががれきの下敷したじきになったとみられ、ウクライナ政府せいふによりますと、これまでに子こども4人にんを含ふくむ23人にんが死亡しぼうしたということです。

また、東部とうぶのドニプロでは、2歳さいの女の子おんなのこと母親ははおやの合あわせて2人にんが死亡しぼうしました。

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは、28日にちに公開こうかいした動画どうがで子こどもを含ふくめた市民しみんが犠牲ぎせいになったことへの哀悼あいとうの意いを示しめした上うえで、「このようなテロを行おこなうのは絶対ぜったい的てきな悪あくのみだ」としてロシア側がわを強つよく非難ひなんしました。

そして「テロを阻止そしし、人々ひとびとを救すくうことができるのは兵器へいきだけであることの証明しょうめいだ」と述のべ、兵器へいきの必要ひつよう性せいを強調きょうちょうし、改あらためて各国かっこくに対にたいしさらなる支援しえんを訴うったえました。

一方いっぽう、ロシアのプーチン大統領だいとうりょうは28日にち、第だい2の都市としサンクトペテルブルクで議会ぎかいの代表だいひょうらを前まえに演説えんぜつし、動員どういんで招集しょうしゅうされるなどした兵士へいしとその家族かぞくへの支援しえん策さくを強化きょうかする必要ひつようがあるとして、兵員へいいん不足ふそくも指摘してきされる中なか、待遇たいぐう改善かいぜんに力ちからを入いれる姿勢しせいを示しめしました。

その上うえで、ウクライナへの軍事ぐんじ支援しえんを強つよめる欧米おうべい諸国しょこくを念頭ねんとうに「かつてのパートナーたちはみずからの意見いけんを押おしつけようとしている。われわれは彼かれらのルールに従したがうつもりはない」と述のべ、改あらためて対決たいけつ姿勢しせいを鮮明せんめいにしました。

ソース：NHK ニュース