連続殺人事件れんぞくさつじんじけんの筧被告かけいひこく、最高裁さいこうさいで死刑確定しけいかくてい

　夫おっとを含ふくむ男性だんせい３人にんを殺害さつがいしたとして死刑判決しけいはんけつを受うけた筧千佐子被告かけいちさこひこく（７４）の上告じょうこくを最高裁さいこうさいが棄却ききゃくし、同被告どうひこくの死刑しけいが確定かくていしました。
　筧被告かけいひこくは２００７～１３年ねんに京都府きょうとふ、大阪府おおさかふ、兵庫県ひょうごけんで起おきた事件じけんをめぐり、夫おっとら３人にんに青酸化合物せいさんかごうぶつを飲のませて殺害さつがいした罪つみと、もう１人りの男性だんせいに対たいする殺人未遂罪さつじんみすいざいに問とわれ、１７年ねんに死刑しけいを言いい渡わたされていました。
　弁護側べんごがわは被告ひこくが認知症にんちしょうで裁判さいばんを受うけられないとして上告じょうこくしたが、最高裁さいこうさいは２９日にち、この主張しゅちょうを退のけました。
　警察けいさつは、被告ひこくの夫おっとが１３年ねん、結婚後けっこんご２カ月足げつたらずで死亡しぼうした後あと、捜査そうさを開始かいしした。司法解剖しほうかいぼうの結果けっか、遺体いたいの胃いと血液けつえきから青酸化合物せいさんかごうぶつが検出けんしゅつされました。被告ひこくはその１１カ月後げつごに逮捕たいほされました。
　バイク事故じこで死亡しぼうした元婚約者もとこんやくしゃの体内たいないからも青酸化合物せいさんかごうぶつが検出けんしゅつされました。

ソース：NHK ニュース