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豪雨被災者の仮設住宅完成 広島 呉
2018-08-29 07:14:12

先月の豪雨災害で避難生活を余儀なくされている人たちが入居する仮設住宅が、広島県では初めて呉市に完成しました。
広島県では、先月の豪雨災害で大きな被害を受けた呉市や坂町などで県営の仮設住宅の建設を進めています。
このうち呉市の天応地区では、広島県では初めて40戸の仮設住宅が完成し、29日は県の職員8人が住宅に不備がないかどうか最終検査を行いました。
住宅は平屋建てで、間取りは1DKと2DK、それに3Kの3種類あり、職員はガスが正常に点火するかや、玄関に設置されたベルが鳴るかなどを入念に確認していました。
県が建設する仮設住宅は、東日本大震災や熊本地震などの経験を基に、玄関には風や雨から守る木製の壁が設けられているほか、部屋の壁には遮音性の高い材質を取り入れるなどして、被災者が暮らしやすいよう工夫しているということです。
利用者はすべて決まっていて、来月2日から入居が始まります。
広島県営繕課の的場弘明課長は「これまでの集団生活でストレスを抱えている被災者も多いと思うので、仮設住宅で少しでも落ち着いた生活を取り戻していただきたい」と話していました。
広島県では呉市で80戸、坂町で98戸、三原市で31戸の合わせて209戸の仮設住宅の建設が予定されていて、30日は呉市の安浦町で、31日には坂町や三原市で最終検査が行われる予定です。
このうち呉市の天応地区では、広島県では初めて40戸の仮設住宅が完成し、29日は県の職員8人が住宅に不備がないかどうか最終検査を行いました。
住宅は平屋建てで、間取りは1DKと2DK、それに3Kの3種類あり、職員はガスが正常に点火するかや、玄関に設置されたベルが鳴るかなどを入念に確認していました。
県が建設する仮設住宅は、東日本大震災や熊本地震などの経験を基に、玄関には風や雨から守る木製の壁が設けられているほか、部屋の壁には遮音性の高い材質を取り入れるなどして、被災者が暮らしやすいよう工夫しているということです。
利用者はすべて決まっていて、来月2日から入居が始まります。
広島県営繕課の的場弘明課長は「これまでの集団生活でストレスを抱えている被災者も多いと思うので、仮設住宅で少しでも落ち着いた生活を取り戻していただきたい」と話していました。
広島県では呉市で80戸、坂町で98戸、三原市で31戸の合わせて209戸の仮設住宅の建設が予定されていて、30日は呉市の安浦町で、31日には坂町や三原市で最終検査が行われる予定です。
仮設住宅への入居者は
今回完成した仮設住宅に入居する、呉市天応宮町の井田綾子さん(66)は先月の豪雨で、自宅が2メートルほどの高さまで水につかり、大量の土砂が流れ込んで住むことができなくなりました。
夫と一緒に、天応地区のまちづくりセンターに設けられた避難所で生活し、昼の間だけ自宅に戻って土砂の撤去作業や家財道具の整理を行っていますが、床が抜けるなどして住める状態ではなく、仮設住宅への入居を決めました。
井田さんは29日、初めて仮設住宅を訪れました。住宅を見た井田さんは「避難所では、大勢の人がいて気を遣うこともあるので、仮設住宅に移れるのはよかったです。完成した住宅を見て、イメージが湧いてきましたが、入居の準備が全然できていないので、家具などをそろえていきたいです」と話していました。
井田さんは30年以上住み続けてきた自宅に戻りたいと考えていますが、床や壁などの大規模な修理が必要で、いつ帰られるかはわからないと言います。
井田さんは「多くの人が被災されているので、いつ修理に取りかかれるか全くわかりません。それでも今は目の前のことを一つ一つこなしていくしかないので、まずは仮設住宅の生活に慣れていきたいです」と話していました。
夫と一緒に、天応地区のまちづくりセンターに設けられた避難所で生活し、昼の間だけ自宅に戻って土砂の撤去作業や家財道具の整理を行っていますが、床が抜けるなどして住める状態ではなく、仮設住宅への入居を決めました。
井田さんは29日、初めて仮設住宅を訪れました。住宅を見た井田さんは「避難所では、大勢の人がいて気を遣うこともあるので、仮設住宅に移れるのはよかったです。完成した住宅を見て、イメージが湧いてきましたが、入居の準備が全然できていないので、家具などをそろえていきたいです」と話していました。
井田さんは30年以上住み続けてきた自宅に戻りたいと考えていますが、床や壁などの大規模な修理が必要で、いつ帰られるかはわからないと言います。
井田さんは「多くの人が被災されているので、いつ修理に取りかかれるか全くわかりません。それでも今は目の前のことを一つ一つこなしていくしかないので、まずは仮設住宅の生活に慣れていきたいです」と話していました。
ソース:NHK ニュース