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入園直後の乳児 昼寝時も緊張状態 「突然死」との関係調査へ
2018-08-30 09:24:18

保育施設で乳幼児が睡眠中などに突然死亡する、いわゆる「突然死」の多くは入園から1か月以内に起きていることから、医師などで作る団体が調べたところ、入園した直後の乳児は昼寝中でも心拍数が高く、緊張状態が続いていることがわかりました。団体では突然死との間に何らかの関係があるとみて、調査を続けることにしています。
子どもの事故防止に取り組む医師などで作る「保育安全推進協議会」の代表理事で小児科医の小保内俊雅さんによりますと、おととしまでの10年間に全国の保育施設で起き、現在も原因がわからない突然死43件のうち、全体の30%が入園から1週間以内に、51%は1か月以内に起きているということです。
このため協議会では、都内の0歳児13人について、保育施設に入園する前の5日間と入園後の1週間、それぞれ体にセンサーをつけるなどして心拍や呼吸の数、それに体の動きを調べました。
その結果、入園前は昼寝中の心拍が平均で1分間に75程度まで下がり深く眠れていたのに対し、保育施設の昼寝では心拍が90を超え、緊張状態が続いていました。
中には入園後、家に帰って眠る際も、眠り始めの心拍が90を超えていた乳児もいたということです。
協議会では、こうした緊張状態と突然死との間に何らかの関係があるとみて、さらに調査を続けることにしています。
小保内代表理事は「保育施設に入園後、なぜ突然死に至るのか、原因が突き止められてこなかったので、調査結果をさらに分析して保育現場で活用できる提言につなげたい」と話しています。
このため協議会では、都内の0歳児13人について、保育施設に入園する前の5日間と入園後の1週間、それぞれ体にセンサーをつけるなどして心拍や呼吸の数、それに体の動きを調べました。
その結果、入園前は昼寝中の心拍が平均で1分間に75程度まで下がり深く眠れていたのに対し、保育施設の昼寝では心拍が90を超え、緊張状態が続いていました。
中には入園後、家に帰って眠る際も、眠り始めの心拍が90を超えていた乳児もいたということです。
協議会では、こうした緊張状態と突然死との間に何らかの関係があるとみて、さらに調査を続けることにしています。
小保内代表理事は「保育施設に入園後、なぜ突然死に至るのか、原因が突き止められてこなかったので、調査結果をさらに分析して保育現場で活用できる提言につなげたい」と話しています。
ソース:NHK ニュース