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ロシア 反政府勢力の拠点に空爆か シリア情勢緊張高まる
2018-09-05 01:06:17

シリア内戦の情報を集めている人権団体は、アサド政権を支援するロシア軍が反政府勢力の最大の拠点に対して激しい空爆を行ったと発表しました。アサド政権が近く総攻撃に乗り出すという見方が強まる中、国連は市民を巻き込んだ人道危機に発展すると警鐘を鳴らしています。
シリア内戦の情報を集めている「シリア人権監視団」は4日、反政府勢力の最大の拠点、北西部のイドリブ県で、ロシア軍による激しい空爆が行われ、市民など4人が死亡、8人がけがをしたと発表しました。
これについてロシア大統領府のペスコフ報道官は、空爆をしたかどうかについてはコメントを避けたうえで、「アサド政権は問題に対処するための準備を進めている」と述べ、アサド政権が近くイドリブ県への総攻撃に乗り出すことを示唆しました。
国連などは、総攻撃が行われれば人道危機につながると警鐘を鳴らしていて、シリア和平の仲介にあたる国連のデミストラ特使は4日の会見で、近く行われるロシアなど関係各国との協議がヤマ場になるという見方を示し、政治的な解決の必要性を強調しました。
またアメリカのホワイトハウスは4日に声明を発表し、「攻撃はすでに悲劇的な状況となっている争いを無謀にエスカレートさせ、多くの人々の命を危険にさらすだけだとトランプ大統領は警告している」として、強い懸念を示しました。
これについてロシア大統領府のペスコフ報道官は、空爆をしたかどうかについてはコメントを避けたうえで、「アサド政権は問題に対処するための準備を進めている」と述べ、アサド政権が近くイドリブ県への総攻撃に乗り出すことを示唆しました。
国連などは、総攻撃が行われれば人道危機につながると警鐘を鳴らしていて、シリア和平の仲介にあたる国連のデミストラ特使は4日の会見で、近く行われるロシアなど関係各国との協議がヤマ場になるという見方を示し、政治的な解決の必要性を強調しました。
またアメリカのホワイトハウスは4日に声明を発表し、「攻撃はすでに悲劇的な状況となっている争いを無謀にエスカレートさせ、多くの人々の命を危険にさらすだけだとトランプ大統領は警告している」として、強い懸念を示しました。
米 アサド政権を強くけん制
シリアのアサド政権が近く反政府勢力の最大の拠点に総攻撃を行うという見方が強まっていることについて、アメリカのホワイトハウスは4日に声明を発表し、「多くの罪のない市民が、ロシアとイランの支援を受けたアサド政権による差し迫った脅威にさらされている」と指摘しました。
そのうえで「攻撃はすでに悲劇的な状況となっている争いを無謀にエスカレートさせ、多くの人々の命を危険にさらすだけだとトランプ大統領は警告している」として、強い懸念を示しています。
さらに「仮にアサド大統領が再び化学兵器を使えば、アメリカや同盟国は迅速かつ適切に対応する」として軍事攻撃の可能性も排除しない構えを見せ、アサド政権を強くけん制しています。
シリア情勢をめぐってはトランプ大統領が3日、ツイッターに「無謀な攻撃をするな」と書き込むなど、アメリカは懸念を強めています。
そのうえで「攻撃はすでに悲劇的な状況となっている争いを無謀にエスカレートさせ、多くの人々の命を危険にさらすだけだとトランプ大統領は警告している」として、強い懸念を示しています。
さらに「仮にアサド大統領が再び化学兵器を使えば、アメリカや同盟国は迅速かつ適切に対応する」として軍事攻撃の可能性も排除しない構えを見せ、アサド政権を強くけん制しています。
シリア情勢をめぐってはトランプ大統領が3日、ツイッターに「無謀な攻撃をするな」と書き込むなど、アメリカは懸念を強めています。
ソース:NHK ニュース