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関西空港 孤立した利用客3000人 バスと船で島外への輸送続く
2018-09-05 03:08:48

台風で浸水などの被害を受けて孤立した関西空港では、ターミナルビルなどでひと晩過ごしたおよそ3000人の利用客が5日朝から高速船とバスで空港島の外に向かっています。一方、空港の運営会社では5日も空港を閉鎖して滑走路などを点検していますが、再開のめどはたっていないということです。
関西空港では4日、対岸とを結ぶ連絡橋が台風の強い風にあおられたタンカーの衝突によって通行できなくなり、利用客およそ3000人と空港で働く数百人が空港島の外に出られなくなり、ターミナルビルでひと晩を過ごしました。
空港を運営している関西エアポートは、空港にとどまっていた利用客を高速船を使って神戸空港まで無料で運ぶことを決め、5日朝6時半ごろから希望する人を運んでいます。
また、連絡橋のタンカーが衝突した部分と反対側の道路の安全が確認されたとして、午前9時すぎからバスでも利用客などを対岸に運んでいます。
バスは関西空港と、対岸にある南海電鉄の泉佐野駅の間を往復していて、空港から乗ってきた利用客は疲れた様子で鉄道に乗り換えていました。
関西エアポートでは5日も空港を閉鎖して滑走路や誘導路などの施設を点検していますが、被害のくわしい状況を把握するのに時間がかかり、再開のめどはたっていないということです。
空港を運営している関西エアポートは、空港にとどまっていた利用客を高速船を使って神戸空港まで無料で運ぶことを決め、5日朝6時半ごろから希望する人を運んでいます。
また、連絡橋のタンカーが衝突した部分と反対側の道路の安全が確認されたとして、午前9時すぎからバスでも利用客などを対岸に運んでいます。
バスは関西空港と、対岸にある南海電鉄の泉佐野駅の間を往復していて、空港から乗ってきた利用客は疲れた様子で鉄道に乗り換えていました。
関西エアポートでは5日も空港を閉鎖して滑走路や誘導路などの施設を点検していますが、被害のくわしい状況を把握するのに時間がかかり、再開のめどはたっていないということです。
関西空港 再開は関西エアポートが判断
関西空港は、国や自治体が管理する多くの空港とは異なり、民間の「関西エアポート」が滑走路も含めて運営していて、運用の再開は会社側が判断することになります。
国土交通省によりますと、関西空港の施設で国が管理しているのは、管制塔と空港事務所の庁舎、それに航空機の発着などに使われる無線施設で、このうち、無線施設の一部が高潮によって浸水したため、現在、点検や復旧を進めています。
一方、会社側が管理している施設では、地下が浸水しているところがあり、このうち、乗客から預かった手荷物を旅客機ごとに自動で仕分けるシステムの一部が使えなくなっているということです。
また、ターミナルビルが部分的に停電しているほか、航空会社のコンピューターシステムも一部で支障が出ているということです。
さらに、まだ水が引いていない場所もあり、被害の全容がつかめておらず、国土交通省によりますと、午後2時の時点で会社側から具体的な再開の見通しは示されていないということです。
国土交通省によりますと、関西空港の施設で国が管理しているのは、管制塔と空港事務所の庁舎、それに航空機の発着などに使われる無線施設で、このうち、無線施設の一部が高潮によって浸水したため、現在、点検や復旧を進めています。
一方、会社側が管理している施設では、地下が浸水しているところがあり、このうち、乗客から預かった手荷物を旅客機ごとに自動で仕分けるシステムの一部が使えなくなっているということです。
また、ターミナルビルが部分的に停電しているほか、航空会社のコンピューターシステムも一部で支障が出ているということです。
さらに、まだ水が引いていない場所もあり、被害の全容がつかめておらず、国土交通省によりますと、午後2時の時点で会社側から具体的な再開の見通しは示されていないということです。
ソース:NHK ニュース