台風たいふうの強つよい風かぜで世界遺産せかいいさんの寺てらの建物たてものなどが壊こわれる

日本にっぽんの上うえを通とおった台風たいふう２１号ごうの強つよい風かぜで、京都府きょうとふや奈良県ならけんにある世界遺産せかいいさんの寺てらの建物たてものなどが壊こわれました。

京都府きょうとふにある西本願寺にしほんがんじでは、高たかさ３ｍぐらいの塀へいが長ながさ２０ｍぐらい倒たおれました。江戸時代えどじだいに建たてられた門もんや能のうを見みせる舞台ぶたいの屋根やねも壊こわれました。国くにの宝たからになっている建物たてものの中なかの障子しょうじも３枚まい破やぶれました。

奈良県ならけんにある法隆寺ほうりゅうじでも、強つよい風かぜで「金堂こんどう」と「五重塔ごじゅうのとう」という建物たてものの飾かざりが３つ落おちました。この建物たてものは１２００年ねん以上いじょう前まえに建たてられて、国くにの宝たからになっています。「金堂こんどう」の飾かざりは縦たて１９ｃｍ、横よこ３２ｃｍで、重おもさは１ｋｇぐらいです。

ほかにも、京都府きょうとふにある二条城にじょうじょうでは、「二にの丸まる御殿ごてん」という建物たてものの屋根やねの瓦かわらが飛とばされました。和歌山県わかやまけんにある高野山こうやさんでも、大おおきな木きが倒たおれました。木きがぶつかって、石いしの灯籠とうろうなども倒たおれました。

ソース：NHK ニュース