テニス全米ぜんべいオープン女子じょし 大坂おおさかが優勝ゆうしょう 男女だんじょ通つうじ日本にっぽん選手せんしゅ初はつ

テニスの四よん大だい大会たいかい最終さいしゅう戦せん、全米ぜんべいオープンは８はち日にち、女子じょしシングルスの決勝けっしょうが行おこなわれ、大坂おおさかなおみ選手せんしゅがアメリカのセリーナ・ウィリアムズ選手せんしゅにセットカウント２に対たい０ぜろで勝かって優勝ゆうしょうを果はたしました。四大しだい大会たいかいのシングルスで日本にっぽん選手せんしゅが優勝ゆうしょうするのは、男女だんじょを通をつうじて初はじめてです。

世界せかいランキング19位い、20歳さいの大坂おおさか選手せんしゅは準決勝じゅんけっしょうまでの６ろく試合しあいで５ご試合しあいをストレート勝すとれ-とがちして決勝けっしょうに進すすみました。

決勝けっしょうの相手あいては大坂おおさか選手せんしゅが四よん大だい大会たいかいの決勝けっしょうで対戦たいせんしたいと幼おさない頃ころから夢見ゆめみていた元もと世界せかい１いち位い、アメリカのセリーナ・ウィリアムズ選手せんしゅでした。

ウィリアムズ選手せんしゅは去年きょねん９月くがつに娘むすめを出産しゅっさんしツアーに復帰ふっきした、ことし３月さんがつには大坂おおさか選手せんしゅに敗やぶれましたが、その後そのごの四よん大だい大会たいかいウィンブルドン選手権せんしゅけんで準じゅん優勝ゆうしょうを果はたしています。

試合しあいは第だい１いちセット、大坂おおさか選手せんしゅがラリーを丁寧ていねいにつないで主導しゅどう権けんを握にぎり、ウィリアムズ選手せんしゅのミスを誘さそって、このセットを６ろく－２にで取とりました。

第だい２にセットでは精度せいどの高たかいショットでウィリアムズ選手せんしゅを左右さゆうに走はしらせポイントを重かさねました。

このセットでは、ウィリアムズ選手せんしゅが禁止きんしされている試合しあい中ちゅうのコーチからの助言じょげんがあったと審判しんぱんから判定はんていされたことに加くわえ、ラケットをたたきつけて壊こわしたことから、警告けいこくが与あたえられ、第だい６ろくゲームで大坂おおさか選手せんしゅに１いちポイントが与あたえられました。

さらにウィリアムズ選手せんしゅの審判しんぱんへの暴言ぼうげんで第だい８はちゲームが大坂おおさか選手せんしゅに与あたえられて、５ご－３さんとなりました。

観客かんきゃくの大おおきなブーイングの中なか、集中しゅうちゅう力りょくを切きらさなかった大坂おおさか選手せんしゅが最後さいごは６ろく－４よんでこのセットを奪うばい、セットカウント２に対たい０ぜろで優勝ゆうしょうを果はたしました。

四よん大だい大会たいかいのシングルスで日本にっぽん選手せんしゅが優勝ゆうしょうするのは、男女だんじょを通をつうじて初はじめてです。

大坂おおさか選手せんしゅ「セリーナ選手せんしゅと戦たたかうのが夢ゆめだった」

初はつ優勝ゆうしょうを果はたした大坂おおさかなおみ選手せんしゅは、表彰ひょうしょう式しきでのインタビューで「全米ぜんべいオープンの決勝けっしょうでセリーナ・ウィリアムズ選手せんしゅと戦たたかうのが私わたしの夢ゆめでした。その夢ゆめがかなって本当ほんとうにうれしいです」と話はなしました。

そしてみずからを支ささえてくれた両親りょうしんについて「母ははは、これまで私わたしのためにたくさん犠牲ぎせいを払はらってくれました。試合しあいは、あまり見みにこないのですが、きょうは、見みに来きてくれて本当ほんとうにうれしいです。父ちちは私わたしの試合しあいを見みるとそわそわしてしまい、きょうも会場かいじょうに来きていませんが、これから会あおうと思おもいます」と話はなしていました。

サーシャ・バジンコーチ「誇ほこりに思おもう」

大坂おおさかなおみ選手せんしゅを指導しどうしているサーシャ・バジンコーチは試合しあい直後ちょくごに会場かいじょうで取材しゅざいに応おうじ「なおみをとても誇ほこりに思おもうし、幸運こううんにも彼女かのじょの優勝ゆうしょうの手助てだすけができたことに深ふかく感謝かんしゃしたい」と話はなしました。

また、自身じしんが８はち年ねん、練習れんしゅう相手あいてを務つとめたセリーナ・ウィリアムズ選手せんしゅとの対戦たいせんとなった決勝けっしょうで大坂おおさか選手せんしゅに試合しあい前まえに伝つたえた対策たいさくについては「ウィリアムズ選手せんしゅはすべてのプレーがよいので、攻略こうりゃくの方法ほうほうを考かんがえるのが難むずかしかったが、相手あいてを動うごかし、競せり続つづけることを考かんがえていた。競せる展開てんかいになれば、フィジカルが強つよくなっているし、ウィリアムズ選手せんしゅより安定あんていしたプレーができる。ブレークポイントを握にぎられたとしても、すべてのポイントで競せり続つづけるようにと伝つたえていた」と話はなしました。

また、この試合しあいの第だい２にセットでウィリアムズ選手せんしゅが警告けいこくを受うけ、観客かんきゃくの大おおきなブーイングが起おこる中なか、試合しあいが行おこなわれたことについて「とても困難こんなんな状況じょうきょうだったと思おもう。ああした状況じょうきょうにどう備そなえればいいのか、教おしえておくことは難むずかしいことだったが、落ち着おちついて自分じぶんを信しんじ切り抜きりぬけていたのがすばらしかった」と話はなしていました。

大坂おおさかなおみ選手せんしゅ パワーテニスが持ち味もちあじ

大坂おおさかなおみ選手せんしゅは20歳さい。

ハイチ出身しゅっしんの父ちちと日本人にっぽんじんの母ははを持もち、大阪おおさか市しで生うまれ、３さん歳さいからアメリカに移り住うつりすみました。

５ご年ねん前まえにプロに転向てんこうし、身長しんちょう１いちメートル80センチの体格たいかくを生いかした時速じそく200キロ近ちかい高速こうそくサーブや力強ちからづよいストロークなどパワーテニスが持ち味もちあじです。

女子じょしツアーに本格ほんかく的てきに出場しゅつじょうし始はじめた１いち年ねん目めのおととし、東京とうきょうでのツアー大会たいかいで準じゅん優勝ゆうしょうし、その年とし、女子じょしツアーで最優秀さいゆうしゅう新人しんじん賞しょうにあたる賞しょうに日本にっぽん女子じょしで初はじめて選えらばれるなど活躍かつやくが期待きたいされてきました。

ことし３月さんがつには四よん大だい大会たいかいに次つぐ格付かくづけの女子じょしツアーの大会たいかいで日本にっぽん選手せんしゅとして初はつの優勝ゆうしょうをつかみました。

四よん大だい大会たいかいでは、ことし１月いちがつの全豪オープンぜんごうお-ぷんで四よん大だい大会たいかい初はつのベスト16に入はいり、続つづく２に大会たいかいでも３さん回戦かいせん進出しんしゅつを果はたしていました。

セリーナ・ウィリアムズ選手せんしゅ 大坂おおさか選手せんしゅの憧あこがれ

アメリカのセリーナ・ウィリアムズ選手せんしゅは、36歳さい。

元もと世界せかいランキング１いち位いで四よん大だい大会たいかいで歴代れきだい最多さいたの23回かいの優勝ゆうしょうを誇ほこります。

ウィリアムズ選手せんしゅは元もと世界せかい１いち位いで１いち歳さい上じょうの姉あねのビーナス・ウィリアムズ選手せんしゅと共とともに、男子だんし選手せんしゅ並なみの力強ちからづよいサーブなどパワフルなプレースタイルで女子じょしテニス界かいで長ながくトップ選手せんしゅとして活躍かつやくし、去年きょねん１月いちがつの全豪オープンぜんごうお-ぷんで四よん大だい大会たいかいで通算つうさん23回かい目めの優勝ゆうしょうを果はたし、プロが参加さんかできるようになったオープン化か以降いこうの歴代れきだい最多さいた記録きろくを更新こうしんしました。

ウィリアムズ選手せんしゅはその後そのごはツアーに参加さんかせず、去年きょねん９月くがつに娘むすめを出産しゅっさんし、ことし３月さんがつ、アメリカ カリフォルニア州しゅうで行おこなわれたツアー大会たいかいでおよそ１いち年ねん２にか月かげつぶりにツアーに復帰ふっきして３さん回戦かいせんで姉あねのウィリアムズ選手せんしゅにストレートで敗やぶれました。

その次つぎに出場しゅつじょうしたアメリカ フロリダ州しゅうで行おこなわれたツアー大会たいかいでは、初戦しょせんで大坂おおさかなおみ選手せんしゅにストレートで敗やぶれています。

その後そのごは元もと世界せかい女王じょおうの強つよさを示しめして、復帰ふっき後ご最初さいしょの四よん大だい大会たいかいとなる全ぜん仏ふつオープンで４よん回戦かいせん進出しんしゅつ、続つづく四よん大だい大会たいかい、ウィンブルドン選手権せんしゅけんでは準じゅん優勝ゆうしょうを果はたしていました。

大坂おおさか選手せんしゅは自身じしんが最もっとも憧あこがれて育そだった選手せんしゅとしてセリーナ・ウィリアムズ選手せんしゅをあげ、幼おさない頃ころから四よん大だい大会たいかいの決勝けっしょうで対戦たいせんすることを夢見ゆめみてきました。

セリーナ選手せんしゅ「大坂おおさか選手せんしゅは本当ほんとうに安定あんてい」

大坂おおさかなおみ選手せんしゅに敗やぶれたセリーナ・ウイリアムズ選手せんしゅは試合しあい後ごの会見かいけんで「大坂おおさか選手せんしゅは本当ほんとうに安定あんていしていた。特とくに自分じぶんのサービスゲームでは安定あんていしていて、とてもいいプレーをしていた。すごく集中しゅうちゅうして、いいショットも多おおく打うち私わたしがブレークポイントのときにはすごいサーブで立たちはだかった。この試合しあいで彼女かのじょから学まなぶことは多おおくあった」と述のべて、大坂おおさか選手せんしゅをたたえていました。

一方いっぽうで、第だい２にセットに試合しあい中ちゅうに禁止きんしされているコーチの指示しじを受うけたと審判しんぱんに判定はんていされ、その後そのごも審判しんぱんへの暴言ぼうげんなどが重かさなり、１いちゲームが相手あいてに与あたえられたことについては「審判しんぱんは私わたしが試合しあい中ちゅうに違反いはんをしたと疑うたがったので、そのことについて話し合はなしあった。私わたしがコーチの席せきを見みていたから指示しじを受うける違反いはんをしているように見みえたかもしれないが、そのような行為こういはしていない。だから違反いはんをして勝かつくらいなら負まけたほうがいいと発言はつげんした」と釈明しゃくめいしました。

また、この影響えいきょうで観客かんきゃくからのブーイングが会場かいじょうで起おきたことについては「この試合しあいは大坂おおさか選手せんしゅにとって記念きねんになるものなので、ブーイングを向むけるのはやめてもらいたい。大坂おおさか選手せんしゅはすばらしい試合しあいをしたので優勝ゆうしょうの名誉めいよにふさわしい」と述のべました。

サーシャ・バジンコーチ 大坂おおさか選手せんしゅに精神せいしん面めんの成長せいちょう促うながす

大坂おおさかなおみ選手せんしゅを今いまシーズンから指導しどうするドイツ人じんのサーシャ・バジンコーチは、元もと世界せかい女王じょおうのセリーナ・ウィリアムズ選手せんしゅやキャロライン・ウォズニアッキ選手せんしゅなど、世界せかいのトップ選手せんしゅの練習れんしゅう相手あいてを長年ながねんにわたって務つとめてきました。

バジンコーチは去年きょねん11月つき、大坂おおさか選手せんしゅのコーチを務つとめることになり、大坂おおさか選手せんしゅの憧あこがれのウィリアムズ選手せんしゅなどがどのような練習れんしゅうを行おこない、試合しあい前まえにはどう過すごしていたかなど積極せっきょく的てきに伝つたえてきました。

バジンコーチはシーズン中ちゅうはフォームの変更へんこうなど技術ぎじゅつ的てきな指導しどうはほとんど行おこなわず、今こんシーズンは大坂おおさか選手せんしゅの敗因はいいんとなっていたミスを減へらすために、すべてのボールを強つよく打うつのではなく「我慢がまん」してラリーを続つづけ、攻撃こうげきのチャンスを待まつことや、完璧かんぺき主義しゅぎの大坂おおさか選手せんしゅが試合しあい中ちゅう、ネガティブな思考しこうに陥おちいらないよう、常つねにプラスになる言葉ことばをかけて前向まえむきな考かんがえを持もつよう、精神せいしん面めんでの成長せいちょうを促うながす指導しどうを行おこなってきました。

さらにフットワークや体からだ幹みきの強化きょうかが必要ひつようだと考かんがえ、専属せんぞくトレーナーのアブドゥル・シラー氏しとともに大坂おおさか選手せんしゅがこれまでに取り組とりくんできたことのない連続れんぞく的てきな筋力きんりょくトレーニングを下半身かはんしんを中心ちゅうしんに行おこなうなどしてきました。

また大坂おおさか選手せんしゅが今こんシーズン、練習れんしゅうが楽たのしくなったと話はなしているようにバジンコーチは、大坂おおさか選手せんしゅと一緒いっしょにサーブやストロークの練習れんしゅうをしながら自身じしんも同おなじ練習れんしゅうを行おこない、ショットにミスが出でた場合ばあいは互たがいに罰ばちを科かし合あうなどして練習れんしゅうに集中しゅうちゅうして取り組とりくめるようさまざまな工夫くふうを行おこなってきました。

四よん大だい大会たいかいと日本にっぽん選手せんしゅ

テニスの四よん大だい大会たいかいのシングルスで日本にっぽん選手せんしゅがついに頂点ちょうてんの座ざをつかみました。

四よん大だい大会たいかいは全豪オープンぜんごうお-ぷん、全ぜん仏ふつオープン、ウィンブルドン選手権せんしゅけん、それに全米ぜんべいオープンの４よっつを指さします。

四よん大だい大会たいかいのシングルスで、日本にっぽん選手せんしゅは戦前せんぜんに活躍かつやくした時期じきがあり、1918年ねん、熊谷くまがい一弥かずやさんが全米ぜんべいオープンでベスト4に入はいり、1920年ねんには清水しみず善よし造みやつこさんがウィンブルドン選手権せんしゅけんで、1931年ねんから1933年ねんにかけては佐藤さとう次郎じろうさんが、全ぜん仏ふつオープン、全豪オープンぜんごうお-ぷん、それにウィンブルドンで合あわせて５ご回かい、ベスト４よんに進出しんしゅつしました。

このあと、日本にっぽん選手せんしゅがベスト４よんに届とどかない時期じきが続つづきましたが、1973年ねんの全豪オープンぜんごうお-ぷんで沢松さわまつ和子かずこさんが女子じょしシングルスでベスト４よん入いりすると、伊達だて公子きみこさんが1994年ねんの全豪オープンぜんごうお-ぷん、1995年ねんの全ぜん仏ふつオープン、それに1996年ねんのウィンブルドン選手権せんしゅけんでベスト４よんに入はいりました。

このあと、錦織にしきおり圭けい選手せんしゅが2014年ねんの全米ぜんべいオープンで日本にっぽん選手せんしゅとして初はじめてシングルスの決勝けっしょうに進出しんしゅつし、準じゅん優勝ゆうしょうとなりました。

錦織にしきおり選手せんしゅはおととし、2016年ねんとことしの全米ぜんべいオープンでもベスト４よん入いりしました。

そして、この全米ぜんべいオープンで大坂おおさか選手せんしゅが日本にっぽん選手せんしゅとして初はじめて四よん大だい大会たいかいのシングルスで優勝ゆうしょうしました。

世界せかいメディアも速報そくほう

テニスの全米ぜんべいオープンで大坂おおさかなおみ選手せんしゅが初はつ優勝ゆうしょうしたことを、世界せかいのメディアも速報そくほうで伝つたえました。

このうち、アメリカの新聞しんぶん、ニューヨークタイムズは「彼女かのじょ自身じしんのアイドルであるセリーナ・ウィリアムズ選手せんしゅをやぶって優勝ゆうしょうした」と速報そくほうするとともに「ウィリアムズ選手せんしゅと主審しゅしんの言い争いいあらそいで台だいなしにされた試合しあいで、大坂おおさか選手せんしゅは日本人にっぽんじん最初さいしょの四よん大だい大会たいかいシングルスのチャンピオンになった」と伝つたえました。

また、ＡＰ通信えいぴ-つうしんは「大坂おおさか選手せんしゅは、彼女かのじょにとってのアイドルであるウィリアムズ選手せんしゅが主審しゅしんを『泥棒どろぼう』呼よばわりし、怒いかりを爆発ばくはつさせるなかで、四よん大だい大会たいかいを制せいした最初さいしょの日本人にっぽんじん女子じょし選手せんしゅとなった」と伝つたえました。

所属しょぞく先さきも声援せいえん送おくる「優勝ゆうしょうすると信しんじていた」

テニスの四よん大だい大会たいかい最終さいしゅう戦せんの全米ぜんべいオープンの女子じょしシングルスで日本にっぽん選手せんしゅとして初はじめて決勝けっしょうに進すすんだ大坂おおさかなおみ選手せんしゅを応援おうえんしようと、所属しょぞくする大手おおて食品しょくひんメーカーの社員しゃいんが集あつまって大型おおがたスクリーンの前まえで大坂おおさか選手せんしゅに声援せいえんを送おくりました。

東京とうきょう 新宿しんじゅくにある大坂だいざか選手せんしゅの所属しょぞくする大手おおて食品しょくひんメーカーでは、大坂おおさか選手せんしゅを応援おうえんしようと大型おおがたスクリーンの前まえに社員しゃいんなどおよそ150人にんが集あつまりました。

集あつまった人ひとたちは、大坂おおさか選手せんしゅが持ち味もちあじの強力きょうりょくなサーブでサービスエースを奪うばうと大おおきな歓声かんせいをあげ、ピンチになると「頑張がんばれ」と声援せいえんを送おくりました。

大坂おおさか選手せんしゅが第だい１いちセットを奪うばって第だい２にセットに入はいると一段いちだんと応援おうえんに熱ねつが入はいり、最後さいご、力強ちからづよいサーブで締しめくくって優勝ゆうしょうを決きめると、クラッカーを鳴ならして「なおみ」「なおみ」と連呼れんこして日本にっぽん選手せんしゅ初はつの快挙かいきょを祝福しゅくふくしていました。

35歳さいの男性だんせいは「優勝ゆうしょうすると信しんじていました。歴史れきしが変かわった瞬間しゅんかんを見みることができて感動かんどうしています。日本にっぽんのために世界せかいのためにこれからも頑張がんばってほしい」と興奮こうふん気味ぎみに話はなしていました。

また、29歳さいの女性じょせいは「四よん大だい大会たいかいで日本にっぽん選手せんしゅが優勝ゆうしょうするときが来くるなんて夢ゆめにも思おもっていませんでした。20歳さいとまだ若わかいので、今後こんごも優勝ゆうしょうを重かさねていってほしい」と話はなし、うれしさに涙なみだを浮うかべていました。

ＮＹにゅ-よ-く パブリックビューイング会場かいじょうでも大坂おおさか選手せんしゅを祝福しゅくふく

テニスの全米ぜんべいオープンが開ひらかれているニューヨークのマンハッタンでは、大型おおがたのスクリーンで試合しあいを観戦かんせんできるパブリックビューイングが開ひらかれ、大坂おおさかなおみ選手せんしゅの初はつ優勝ゆうしょうをファンが祝福しゅくふくしていました。

ニューヨークのマンハッタンではテニスの全米ぜんべいオープンの期間きかん中ちゅう、大型おおがたのスクリーンで試合しあいを観戦かんせんできるパブリックビューイングの会場かいじょうが設もうけられています。

８はち日にちの女子じょしシングルスの決勝けっしょうでは、入場にゅうじょう券けんを手てに入いれられなかったファンなどおよそ200人にんが集あつまって観戦かんせんしました。
大坂おおさかなおみ選手せんしゅがアメリカのセリーナ・ウィリアムズ選手せんしゅにセットカウント2対たい0で勝かって初はじめての優勝ゆうしょうを果はたすと、会場かいじょうでは祝福しゅくふくの拍手はくしゅが起おこっていました。

アメリカ人じんの男性だんせいは「大坂おおさか選手せんしゅのサーブはとても速はやく、新あらたなスターの誕生たんじょうだ。世代せだい交代こうたいが起おこったが、20歳さいの大坂おおさか選手せんしゅにはこれから明あかるい将来しょうらいが待まっている」とたたえていました。

日本人にっぽんじんの男性だんせいは「大坂おおさか選手せんしゅは緊張きんちょうせずに試合しあいでも最後さいごまでぶれることなく勝かったのが印象いんしょう的てきでした」と話はなしていました。

この男性だんせいと一緒いっしょに観戦かんせんしていた大坂おおさか選手せんしゅの父親ちちおやと同おなじ、ハイチ出身しゅっしんの男性だんせいは「新あらたな歴史れきしを作つくった」と大おおきな声こえを出だして喜よろこびを表あらわしていました。

ソース：NHK ニュース