中国の母親たちの間で、塩を巡る騒ぎが起きています。ブログや交流サイト(SNS)で「中国の塩はひどい」「このメーカーの塩は買ってはいけない」という文章が拡散しているからです。「抗凝固剤を含む塩は腎臓によくない。もう食べない」という人もいます。
中華予防医学会健康伝播分会の常務委員は、「食塩に含まれる抗凝固剤は人体に害があるとは認められない」と語りました。
フェロシアン化カリウムにしても、健康上の問題が懸念される接種量は、1日に1.5ミリグラム(成人)で、一般的な塩分の取り方ではまず問題がないといいます。
他の専門家からも、ネットで拡散している文章には根拠がないとのコメントが多く寄せられました。