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海上自衛隊 南シナ海で異例の「対潜水艦」訓練 中国けん制か
2018-09-17 07:07:52
海上自衛隊は、中国が軍事拠点化を進める南シナ海で、潜水艦や護衛艦を派遣して、海中を航行する潜水艦の動きをとらえるための訓練を行ったと発表しました。南シナ海でこうした訓練を行うのは異例のことで、海洋進出を強める中国をけん制する狙いがあると見られます。
南シナ海で「対潜水艦」の訓練を行ったのは海上自衛隊の潜水艦「くろしお」と護衛艦「かが」など4隻です。
海上自衛隊によりますと、訓練は、南シナ海からインド洋にかけて2か月間の長期航行に出ている護衛艦に潜水艦が合流して、今月13日に南シナ海の公海=公の海で行われたということです。
内容は、海中に潜って航行する潜水艦「くろしお」を相手に見立てて、動きを探知して気づかれないように追尾するというもので、海上自衛隊が公開した写真では、護衛艦を飛び立ったヘリコプターが潜水艦を探知するための「ソナー」と呼ばれる音波を収集する装置を海中に投入している様子がわかります。
「対潜水艦」の運用は海上自衛隊で最も重要な任務の1つで、これまで主に日本周辺の海域で訓練が行われてきましたが、今回のように南シナ海まで南下して訓練を行うことや、それを発表するのは、異例のことです。
南シナ海の島々では中国が軍事拠点化を進めていて、今回の訓練には海洋進出を強める中国をけん制する狙いがあると見られますが、安全保障環境の変化を理由に自衛隊の活動範囲が広がっています。
海上自衛隊によりますと、訓練は、南シナ海からインド洋にかけて2か月間の長期航行に出ている護衛艦に潜水艦が合流して、今月13日に南シナ海の公海=公の海で行われたということです。
内容は、海中に潜って航行する潜水艦「くろしお」を相手に見立てて、動きを探知して気づかれないように追尾するというもので、海上自衛隊が公開した写真では、護衛艦を飛び立ったヘリコプターが潜水艦を探知するための「ソナー」と呼ばれる音波を収集する装置を海中に投入している様子がわかります。
「対潜水艦」の運用は海上自衛隊で最も重要な任務の1つで、これまで主に日本周辺の海域で訓練が行われてきましたが、今回のように南シナ海まで南下して訓練を行うことや、それを発表するのは、異例のことです。
南シナ海の島々では中国が軍事拠点化を進めていて、今回の訓練には海洋進出を強める中国をけん制する狙いがあると見られますが、安全保障環境の変化を理由に自衛隊の活動範囲が広がっています。
ソース:NHK ニュース