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全国の地価平均 上昇に転じる バブル以来27年ぶり
2018-09-18 07:59:27

ことしの都道府県地価調査が公表され、住宅地、商業地、工業地などを合わせた土地の価格の平均が0.1%値上がりし、27年ぶりに上昇に転じました。全体の4割の都道府県で商業地が上昇するなど、地価の上昇が大都市から地方にも広がる形となっています。
「都道府県地価調査」は、ことし7月1日時点で都道府県が行った調査を国土交通省がまとめたもので、全国2万1500か所余りが対象です。
今回は、住宅地、商業地、工業地などを合わせた土地の価格の平均が去年に比べてプラス0.1%と、バブル期の平成3年以来27年ぶりに上昇に転じました。
用途別です。
▼「商業地」
全国平均でプラス1.1%と2年連続で上昇し、伸び率も拡大しました。
▽東京、大阪、名古屋の「三大都市圏」は平均でプラス4.2%
▽札幌、仙台、広島、福岡の4つの市は平均でプラス9.2%
の上昇となりました。
そのほかの地方は平均でマイナス0.6%と下落したものの、下落率は縮小しました。
都道府県別にみると、北海道や富山県が上昇に転じ、全体の4割に当たる19の都道府県で値上がりするなど、地価の上昇が大都市から地方にも広がる形となっています。
これは外国人旅行者の増加を背景にホテルや店舗向けの土地の需要が高まっていることに加え、景気回復でオフィスビル向けの需要も根強くなっているためです。
▼「工業地」
ネット通販の普及を背景に大型の物流施設向けの需要がけん引し、全国平均でプラス0.5%と、27年ぶりの上昇となりました。
▼「住宅地」
全国平均でマイナス0.3%と27年連続の下落となりましたが、下落率は9年連続で縮小しました。
ただ都市部では「住宅地」の地価の上昇が続いていて
▽「三大都市圏」は平均でプラス0.7%
▽札幌、仙台、広島、福岡の4市は平均でプラス3.9%
の上昇となりました。
そのほかの地方は平均でマイナス0.9%と下落したものの、下落率は縮小しました。
今回は、住宅地、商業地、工業地などを合わせた土地の価格の平均が去年に比べてプラス0.1%と、バブル期の平成3年以来27年ぶりに上昇に転じました。
用途別です。
▼「商業地」
全国平均でプラス1.1%と2年連続で上昇し、伸び率も拡大しました。
▽東京、大阪、名古屋の「三大都市圏」は平均でプラス4.2%
▽札幌、仙台、広島、福岡の4つの市は平均でプラス9.2%
の上昇となりました。
そのほかの地方は平均でマイナス0.6%と下落したものの、下落率は縮小しました。
都道府県別にみると、北海道や富山県が上昇に転じ、全体の4割に当たる19の都道府県で値上がりするなど、地価の上昇が大都市から地方にも広がる形となっています。
これは外国人旅行者の増加を背景にホテルや店舗向けの土地の需要が高まっていることに加え、景気回復でオフィスビル向けの需要も根強くなっているためです。
▼「工業地」
ネット通販の普及を背景に大型の物流施設向けの需要がけん引し、全国平均でプラス0.5%と、27年ぶりの上昇となりました。
▼「住宅地」
全国平均でマイナス0.3%と27年連続の下落となりましたが、下落率は9年連続で縮小しました。
ただ都市部では「住宅地」の地価の上昇が続いていて
▽「三大都市圏」は平均でプラス0.7%
▽札幌、仙台、広島、福岡の4市は平均でプラス3.9%
の上昇となりました。
そのほかの地方は平均でマイナス0.9%と下落したものの、下落率は縮小しました。
上昇率 上位は
▼住宅地
▽全国で地価の上昇率が最も高かったのは北海道倶知安町樺山で、去年より33.3%上昇しました。
スキーリゾートとして知られる「ニセコ地区」にあり、外国人による別荘地の需要が根強く、3年連続で上昇率が最も高くなりました。
▽2番目と3番目も同じ「ニセコ」地区の倶知安町南8条西と倶知安町南4条東で、上昇率はそれぞれ29.7%、25%でした。
▽4番目に上昇率が高かったのは那覇市天久で、市の中心部の「新都心地区」にあり、県外からの転勤者や移住者のニーズが高く、16.4%上昇しました。
▼商業地
▽こちらも最も上昇率が高かったのは「ニセコ地区」の北海道倶知安町北1条西で、45.2%上昇しました。
▽2番目に上昇率が高かったのは四条通に面した京都市東山区の祇園町北側で29.2%
▽3番目はJR京都駅の北側にある京都市下京区の東塩小路町で25.5%の値上がりでした。
いずれも外国人旅行者の増加を背景に、店舗やホテル向けの土地の需要が高くなっています。
▼工業地
最も上昇率が高かったのは沖縄県豊見城市豊崎で28.6%上昇しました。
那覇空港や那覇市の中心部につながる国道が4車線化し、アクセスが向上したことで、物流施設の需要が高まっています。
▽全国で地価の上昇率が最も高かったのは北海道倶知安町樺山で、去年より33.3%上昇しました。
スキーリゾートとして知られる「ニセコ地区」にあり、外国人による別荘地の需要が根強く、3年連続で上昇率が最も高くなりました。
▽2番目と3番目も同じ「ニセコ」地区の倶知安町南8条西と倶知安町南4条東で、上昇率はそれぞれ29.7%、25%でした。
▽4番目に上昇率が高かったのは那覇市天久で、市の中心部の「新都心地区」にあり、県外からの転勤者や移住者のニーズが高く、16.4%上昇しました。
▼商業地
▽こちらも最も上昇率が高かったのは「ニセコ地区」の北海道倶知安町北1条西で、45.2%上昇しました。
▽2番目に上昇率が高かったのは四条通に面した京都市東山区の祇園町北側で29.2%
▽3番目はJR京都駅の北側にある京都市下京区の東塩小路町で25.5%の値上がりでした。
いずれも外国人旅行者の増加を背景に、店舗やホテル向けの土地の需要が高くなっています。
▼工業地
最も上昇率が高かったのは沖縄県豊見城市豊崎で28.6%上昇しました。
那覇空港や那覇市の中心部につながる国道が4車線化し、アクセスが向上したことで、物流施設の需要が高まっています。
最高価格地点は
▼商業地
全国一、地価が高かったのは13年連続で東京 中央区銀座2丁目の「明治屋銀座ビル」で1平方メートル当たり4190万円でした。
外国人旅行者の増加で免税店などの店舗向けの土地の需要が高く、バブル期の平成2年と平成3年の3800万円を超え、過去最高を更新しました。
▼住宅地
最も高かったのは7年連続で東京 千代田区六番町で1平方メートル当たり390万円でした。
高級住宅地で駅からも近く、マンションの需要が堅調です。
▼工業地
最も高かったのは東京 港区海岸3丁目で1平方メートル当たり99万5000円でした。
都心へのアクセスがよく、陸上・海上ともに物流の利便性が高いためだということです。
全国一、地価が高かったのは13年連続で東京 中央区銀座2丁目の「明治屋銀座ビル」で1平方メートル当たり4190万円でした。
外国人旅行者の増加で免税店などの店舗向けの土地の需要が高く、バブル期の平成2年と平成3年の3800万円を超え、過去最高を更新しました。
▼住宅地
最も高かったのは7年連続で東京 千代田区六番町で1平方メートル当たり390万円でした。
高級住宅地で駅からも近く、マンションの需要が堅調です。
▼工業地
最も高かったのは東京 港区海岸3丁目で1平方メートル当たり99万5000円でした。
都心へのアクセスがよく、陸上・海上ともに物流の利便性が高いためだということです。
ソース:NHK ニュース