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仙台 警察官殺害事件 交番敷地に警察のものではない自転車
2018-09-20 08:58:13

19日、仙台市の交番で、警察官が大学生に刃物で刺されて殺害された事件で、交番の敷地に警察のものではない自転車があったことがわかりました。警察は、死亡した容疑者の大学生が乗ってきた可能性があるとみて調べています。
19日、仙台市宮城野区の東仙台交番で、清野裕彰警部補(33)が、近くに住む大学生の相澤悠太容疑者(21)に刃物で刺されて殺害され、相澤容疑者は別の警察官に拳銃で撃たれて死亡しました。
警察は殺人の疑いで捜査していて、20日午前、交番で現場検証をしたのに続き、午後に相澤容疑者の自宅を捜索しました。
警察によりますと、相澤容疑者は、19日午前4時ごろ、ジーパンに黒い半袖のシャツを着て、白いマスクをつけて1人で交番に現れたということです。
また、交番の敷地に警察のものではない自転車があったということです。
警察は、相澤容疑者が乗ってきた可能性があるとみて、周辺の防犯カメラの映像なども分析して調べています。
警察は殺人の疑いで捜査していて、20日午前、交番で現場検証をしたのに続き、午後に相澤容疑者の自宅を捜索しました。
警察によりますと、相澤容疑者は、19日午前4時ごろ、ジーパンに黒い半袖のシャツを着て、白いマスクをつけて1人で交番に現れたということです。
また、交番の敷地に警察のものではない自転車があったということです。
警察は、相澤容疑者が乗ってきた可能性があるとみて、周辺の防犯カメラの映像なども分析して調べています。
死亡の警察官 耐刃防護衣を着用せず
警察によりますと、死亡した清野警部補は、相澤容疑者に襲われた際、刃物が通らないように加工された「耐刃防護衣」を着用していませんでした。
警察庁は、今回の事件を受けて、耐刃防護衣の常時着用や交番のカウンターの配置などを点検するよう全国の警察に求めました。
警察庁は、今回の事件を受けて、耐刃防護衣の常時着用や交番のカウンターの配置などを点検するよう全国の警察に求めました。
警察幹部「衝撃」「早急に対策を進める必要」
仙台市の交番で、警察官が大学生に刃物で刺されて殺害された事件について、警察幹部の1人は、「事件の詳しい背景は捜査中だが、どこにでもいそうな大学生が、事件を起こしたことに衝撃を受けている。こうした事件を事前に予測し、防ぐことはなかなか難しいが、カウンターを設置し、その先に入りづらくするなどの対応は悪意を持った人物からの最初の一撃を防ぐうえでは効果的だと思う」と話していました。
また、別の警察幹部は、「交番は、基本的には何かの助けを求める人たちや善意の人たちが訪ねてくる場所で、ガラスの内側で守られながら仕事をすることはできない。一方で、地域の人にとっても交番が安全でなければ、開かれているだけでは意味がなく、設備や態勢の問題で安全が根底から揺らいでいるなら、早急に対策を進める必要がある」と話していました。
また、別の警察幹部は、「交番は、基本的には何かの助けを求める人たちや善意の人たちが訪ねてくる場所で、ガラスの内側で守られながら仕事をすることはできない。一方で、地域の人にとっても交番が安全でなければ、開かれているだけでは意味がなく、設備や態勢の問題で安全が根底から揺らいでいるなら、早急に対策を進める必要がある」と話していました。
ソース:NHK ニュース