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日本橋でデパート競争激化へ 高島屋はSC型 三越も大幅改装
2018-09-21 07:08:15

大手デパートの「高島屋」は東京 日本橋の旗艦店に、より若い世代の取り込みを目指して、ショッピングセンター型の新館を今月25日にオープンさせます。日本橋では「三越」も大幅な改装をしてサービスを強化するとしていて、競争が激しくなりそうです。
高島屋は東京 日本橋にある旗艦店の隣にオフィスや商業施設が入る32階建ての複合ビルを建設し、このうち地下1階から地上7階までがデパートの新館として今月25日にオープンします。
本館などと合わせて1つのショッピングセンターという位置づけで、新館には衣料品や飲食店など115のテナントが入ります。
日本橋やその周辺はオフィスやマンションなどの再開発が相次ぎ、高島屋では30代から40代を中心とした働く世代や子育て世代を新たな顧客として取り込みたいとしていて、デパートのほかの売り場より早い、朝7時半に開店するカフェや、早朝から夜遅くまで営業し、出勤前後に手ぶらで利用できるヨガスタジオも設けられました。
高島屋の田中良司常務は「新館と従来の本館などと合わせて、幅広い世代の人たちが一日中買い物を楽しむことができる場所になった。日本橋をさらに活気のある町にしていきたい」と話しています。


本館などと合わせて1つのショッピングセンターという位置づけで、新館には衣料品や飲食店など115のテナントが入ります。
日本橋やその周辺はオフィスやマンションなどの再開発が相次ぎ、高島屋では30代から40代を中心とした働く世代や子育て世代を新たな顧客として取り込みたいとしていて、デパートのほかの売り場より早い、朝7時半に開店するカフェや、早朝から夜遅くまで営業し、出勤前後に手ぶらで利用できるヨガスタジオも設けられました。
高島屋の田中良司常務は「新館と従来の本館などと合わせて、幅広い世代の人たちが一日中買い物を楽しむことができる場所になった。日本橋をさらに活気のある町にしていきたい」と話しています。

高島屋は東京 日本橋にある旗艦店の隣にオフィスや商業施設が入る32階建ての複合ビルを建設し、このうち地下1階から地上7階までがデパートの新館として今月25日にオープンします。
本館などと合わせて1つのショッピングセンターという位置づけで、新館には衣料品や飲食店など115のテナントが入ります。
日本橋やその周辺はオフィスやマンションなどの再開発が相次ぎ、高島屋では30代から40代を中心とした働く世代や子育て世代を新たな顧客として取り込みたいとしていて、デパートのほかの売り場より早い、朝7時半に開店するカフェや、早朝から夜遅くまで営業し、出勤前後に手ぶらで利用できるヨガスタジオも設けられました。
高島屋の田中良司常務は「新館と従来の本館などと合わせて、幅広い世代の人たちが一日中買い物を楽しむことができる場所になった。日本橋をさらに活気のある町にしていきたい」と話しています。
本館などと合わせて1つのショッピングセンターという位置づけで、新館には衣料品や飲食店など115のテナントが入ります。
日本橋やその周辺はオフィスやマンションなどの再開発が相次ぎ、高島屋では30代から40代を中心とした働く世代や子育て世代を新たな顧客として取り込みたいとしていて、デパートのほかの売り場より早い、朝7時半に開店するカフェや、早朝から夜遅くまで営業し、出勤前後に手ぶらで利用できるヨガスタジオも設けられました。
高島屋の田中良司常務は「新館と従来の本館などと合わせて、幅広い世代の人たちが一日中買い物を楽しむことができる場所になった。日本橋をさらに活気のある町にしていきたい」と話しています。
三越「コンシェルジュ」できめ細かな接客

日本橋では「日本橋三越本店」もおよそ150億円をかけて、店内を大幅に改装し、来月下旬に新装オープンします。
急速に拡大するネット通販に押される中、人によるもてなしの原点に返り、デパートに実際に来てこそ体験できる、きめ細かな接客を前面に打ち出しています。
すべてのフロアに婦人服、紳士服、和服、時計・宝飾品、美術品など各分野の専門知識を持ったおよそ90人の「コンシェルジュ」を新たに配置します。
コンシェルジュは原則、一対一で客からの要望を聞き取り、売り場やブランドにとらわれずに要望に最も適した商品やサービスを提案するということです。
また、最新のデジタル技術も取り入れ、顧客の好みや購入履歴などの情報を一元的に管理し、販売担当者の全員がスマートフォンなどの端末で共有できるようにしたということです。
この店の主な顧客層は60代以上でしたが、再開発に伴って新たに周辺の住民となった40代から50代の客も増えていると言うことで、こうした購買力をある世代を得意先として取り込みたい狙いがあります。
日本橋三越本店の浅賀誠店長は「百貨店はネット通販などに売り上げが取られていて非常に厳しい。コンシェルジュのおもてなしによって、売り上げを年間100億円程度押し上げたい」と話しています。
急速に拡大するネット通販に押される中、人によるもてなしの原点に返り、デパートに実際に来てこそ体験できる、きめ細かな接客を前面に打ち出しています。
すべてのフロアに婦人服、紳士服、和服、時計・宝飾品、美術品など各分野の専門知識を持ったおよそ90人の「コンシェルジュ」を新たに配置します。
コンシェルジュは原則、一対一で客からの要望を聞き取り、売り場やブランドにとらわれずに要望に最も適した商品やサービスを提案するということです。
また、最新のデジタル技術も取り入れ、顧客の好みや購入履歴などの情報を一元的に管理し、販売担当者の全員がスマートフォンなどの端末で共有できるようにしたということです。
この店の主な顧客層は60代以上でしたが、再開発に伴って新たに周辺の住民となった40代から50代の客も増えていると言うことで、こうした購買力をある世代を得意先として取り込みたい狙いがあります。
日本橋三越本店の浅賀誠店長は「百貨店はネット通販などに売り上げが取られていて非常に厳しい。コンシェルジュのおもてなしによって、売り上げを年間100億円程度押し上げたい」と話しています。
近年 再開発相次ぐ
東京 日本橋は江戸時代に各地と結ぶ街道の起点となり商業の中心地として栄え、明治時代には日本初のデパートが開店しました。
その後、商業地としてはおよそ2キロ南にある銀座の存在感が高まりましたが、近年では商業施設やオフィスが入る複合ビルやマンションの建設など再開発が相次いでいます。
再開発では江戸時代からの伝統をいかそうと、建物やテナントなどに「和」の雰囲気を打ち出す取り組みが進められていて、平成22年から26年にかけて完成した中核施設「COREDO室町」には、それまで日本橋にはなかった映画館や、深夜まで営業する飲食店も出店しました。
再開発を進める三井不動産の調査によると、3年前は施設を訪れる人のうち30代から40代の割合はおよそ4割でしたが、ことしはおよそ6割に増えたということで、より若い世代や子育て世代でにぎわうようになったとしています。
また、日本橋からほど近い晴海地区では2020年の東京オリンピック・パラリンピックの後、選手村がマンションに転用され、周辺の人口がさらに増えると見込まれています。
三井不動産商業施設本部の大原隆司統括は「周辺の再開発により、日本橋には今後さらに幅広い人が訪れると予想され、ビジネスチャンスがどんどん広ると感じている」と話しています。
その後、商業地としてはおよそ2キロ南にある銀座の存在感が高まりましたが、近年では商業施設やオフィスが入る複合ビルやマンションの建設など再開発が相次いでいます。
再開発では江戸時代からの伝統をいかそうと、建物やテナントなどに「和」の雰囲気を打ち出す取り組みが進められていて、平成22年から26年にかけて完成した中核施設「COREDO室町」には、それまで日本橋にはなかった映画館や、深夜まで営業する飲食店も出店しました。
再開発を進める三井不動産の調査によると、3年前は施設を訪れる人のうち30代から40代の割合はおよそ4割でしたが、ことしはおよそ6割に増えたということで、より若い世代や子育て世代でにぎわうようになったとしています。
また、日本橋からほど近い晴海地区では2020年の東京オリンピック・パラリンピックの後、選手村がマンションに転用され、周辺の人口がさらに増えると見込まれています。
三井不動産商業施設本部の大原隆司統括は「周辺の再開発により、日本橋には今後さらに幅広い人が訪れると予想され、ビジネスチャンスがどんどん広ると感じている」と話しています。
専門家「小売業からエンターテインメント提供するサービス業へ」
大手デパートの旗艦店で相次いで店舗の拡大や改装に乗り出していることについて、第一生命経済研究所の星野卓也副主任エコノミストは「百貨店は集客力のある場所にあるので、そのメリットを生かして、体験やイベントといったエンターテインメント性を強化し、実店舗の魅力を磨いていくことが必要だ。モノを売るだけの小売業からエンターテインメントを提供するサービス業への脱皮が求められている」と指摘しています。
ソース:NHK ニュース