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慣用かんようの「なし崩なしくずし」ろくわりちょうべつ意味いみ使用しよう

2018-09-26 20:06:43

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なし崩なしくずし」という慣用かんよう本来ほんらいの「すこずつかえしていく」でなく、「なかったことにする」という意味いみ使つかっているひとろくわりえることが文化庁ぶんかちょう調査ちょうさでわかりました。
この調査ちょうさ慣用かんよう使つかわれかた変化へんか把握はあくするため、文化庁ぶんかちょう毎年まいとしおこなっていて、今回こんかいは16さい以上いじょう男女だんじょ、2022にんから回答かいとうました。

このなかで、「なし崩なしくずし」という慣用かんようについて、意味いみたずねたところ、本来ほんらい借金しゃっきんなどを「すこずつかえしていく」という意味いみ使つかっているひとは19.5%にとどまった一方いっぽう、「なかったことにする」という意味いみ使つかっているひとは65.6%にのぼりました。

また、「げきをとばす」を本来ほんらいの「自分じぶん主張しゅちょうかんがひろ人々ひとびとらせて同意どういもとめる」という意味いみ使つかひとは22.1%で、「元気げんきのないもの刺激しげきあたえて活気かっきあたえる」という意味いみ使つかひとは67.4%にのぼりました。

さらに、「やおら」という慣用かんよう本来ほんらいの「ゆっくりと」という意味いみ使つかひとは39.8%だったのに対にたいし、「きゅうに、いきなり」という意味いみ使つかひとは30.9%と、こちらさんわりえていました。

文化庁ぶんかちょうは「言葉ことば時代じだいとともに変化へんかするので、あやまとはいえないが、ふだん何気なにげなく使つかっている言葉ことば意味いみ由来ゆらいって、日常にちじょうコミュニケーションにいかしてほしい」とはなしています。
ソース:NHK ニュース