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初の計画運休 “情報提供などに課題” JR東日本社長が陳謝
2018-10-03 08:37:56

JR東日本の深澤祐二社長は、台風24号の接近に伴った首都圏で初めての「計画運休」について、情報提供や、運転再開時の対応に課題があったなどと述べ、陳謝しました。
JR東日本は、台風24号の接近に伴って、先月30日に首都圏の在来線のすべての路線について、午後8時以降の運転を順次、取りやめるとした初めての計画運休を行いました。
これについて、JR東日本の深澤社長は、3日の定例記者会見で、「首都圏全域で運休や大幅な遅れを発生させ、大変ご迷惑をおかけしました」と陳謝しました。
また、深澤社長は、当日の午前中に発表された気象庁の予報で、首都圏全域で基準を超える風速が予想されたため、全線での運休を決めたことを明らかにしたうえで、「情報提供の在り方やタイミングについては、見直すべきところがあった。今後はSNSをはじめ、より幅広くお知らせする方法を考えて行きたい」と述べました。
さらに、翌朝の通勤通学の時間帯にも運転の見合わせが続き、一部の駅や列車で激しく混雑したことについても、「運転再開の手順やお客様への案内について多くの課題があったと認識している」と述べ、改善策を検討する考えを示しました。
また、今回の計画運休は、比較的利用者が少ない日曜日の夜でしたが、「平日であっても必要であれば、計画運休の判断をしていく」と述べ、安全の確保や混乱の防止のため、平日でも計画運休を実施する場合があるという考えを示しました。
これについて、JR東日本の深澤社長は、3日の定例記者会見で、「首都圏全域で運休や大幅な遅れを発生させ、大変ご迷惑をおかけしました」と陳謝しました。
また、深澤社長は、当日の午前中に発表された気象庁の予報で、首都圏全域で基準を超える風速が予想されたため、全線での運休を決めたことを明らかにしたうえで、「情報提供の在り方やタイミングについては、見直すべきところがあった。今後はSNSをはじめ、より幅広くお知らせする方法を考えて行きたい」と述べました。
さらに、翌朝の通勤通学の時間帯にも運転の見合わせが続き、一部の駅や列車で激しく混雑したことについても、「運転再開の手順やお客様への案内について多くの課題があったと認識している」と述べ、改善策を検討する考えを示しました。
また、今回の計画運休は、比較的利用者が少ない日曜日の夜でしたが、「平日であっても必要であれば、計画運休の判断をしていく」と述べ、安全の確保や混乱の防止のため、平日でも計画運休を実施する場合があるという考えを示しました。
国土交通省も検証のための会議開催へ
JR東日本が災害に備えて首都圏全域で計画的に運休したのは初めてで、45万人余りに影響があったとしています。
また、翌日の今月1日、月曜日には始発直前の午前4時になって、線路の点検を理由に急きょ、首都圏の在来線の全線で運転を見合わせるなどとしたことから、朝の通勤・通学の乗客で一部の駅や列車が激しく混雑し、前日の計画運休よりも多い91万人に影響が出たとしています。
こうしたことを受けて、国土交通省は、計画運休をめぐる情報提供の在り方や運転再開の手順が適切だったかどうか検証する必要があるとして、近く鉄道会社の担当者らを集めた会議を開くことにしています。
また、翌日の今月1日、月曜日には始発直前の午前4時になって、線路の点検を理由に急きょ、首都圏の在来線の全線で運転を見合わせるなどとしたことから、朝の通勤・通学の乗客で一部の駅や列車が激しく混雑し、前日の計画運休よりも多い91万人に影響が出たとしています。
こうしたことを受けて、国土交通省は、計画運休をめぐる情報提供の在り方や運転再開の手順が適切だったかどうか検証する必要があるとして、近く鉄道会社の担当者らを集めた会議を開くことにしています。
専門家は
都市防災が専門の、首都大学東京の中林一樹名誉教授は「早い段階で運休の方針を伝え、帰宅困難者を出さずに事故も起こさなかったことは評価できる。しかし、台風通過後の被害の状況を過小評価して、翌朝の始発前になって、急きょ点検を行うなどした結果、通勤時間帯に運転見合わせが続き、大きな混乱を招くことになった。今後は、平日の朝など別の時間帯で計画運休を行う場合のシミュレーションも必要だ」と話しています。
ソース:NHK ニュース