Show Furigana
がんの薬 オプジーボ 5か月以上作用継続 副作用も続くおそれ
2018-10-05 06:25:22

ことしのノーベル医学・生理学賞に選ばれた、京都大学特別教授の本庶佑さんの研究をもとに開発されたがんの治療薬、「オプジーボ」について、投与すると5か月以上作用が継続することが大阪大学などの研究でわかり、使用方法の改良などにつなげたいとしています。
オプジーボは、ことしのノーベル医学・生理学賞に選ばれた京都大学特別教授の本庶佑さんの研究を基に開発された新たながんの薬で、保険診療の対象となるがんが急速に増えています。
大阪大学大学院医学系研究科の小山正平特任助教らのグループは、副作用などのためオプジーボの使用を途中でやめた患者8人の血液を分析して効果などを詳細に解析しました。
その結果、投与されたオプジーボは5か月以上免疫細胞に結合し、その間、免疫細胞を活性化する作用が継続していたということです。
グループによりますと、効果が長く期待できる一方で副作用が起きた場合には投与を中止しても症状が継続するおそれがあり、さらに詳しく分析してオプジーボの使用方法の改良などにつなげたいとしています。
小山特任助教は「オプジーボの体内での動きを詳しく知ることで、より効果を高めたり副作用を減らしたりする第一歩になる」と話していました。
大阪大学大学院医学系研究科の小山正平特任助教らのグループは、副作用などのためオプジーボの使用を途中でやめた患者8人の血液を分析して効果などを詳細に解析しました。
その結果、投与されたオプジーボは5か月以上免疫細胞に結合し、その間、免疫細胞を活性化する作用が継続していたということです。
グループによりますと、効果が長く期待できる一方で副作用が起きた場合には投与を中止しても症状が継続するおそれがあり、さらに詳しく分析してオプジーボの使用方法の改良などにつなげたいとしています。
小山特任助教は「オプジーボの体内での動きを詳しく知ることで、より効果を高めたり副作用を減らしたりする第一歩になる」と話していました。
ソース:NHK ニュース