Show Furigana
アメリカ 対中国貿易赤字 8月は過去最大 圧力強化へ
2018-10-06 00:12:50

アメリカの中国に対することし8月の貿易赤字が、1か月間の規模としては過去最大となったことがわかりました。トランプ政権は、中国からのすべての輸入品に関税を上乗せする構えを示して圧力を強めることにしています。
アメリカ商務省は5日、ことし8月の貿易統計を発表し、中国に対する貿易赤字は、385億ドル、日本円で4兆3000億円余りでした。これは前の月より4.7%増加して、1か月間の規模としては過去最大となりました。
この理由について市場関係者は、米中の貿易摩擦が激しくなる中、中国が報復措置として、アメリカ産の大豆への関税を上乗せしたことから、大豆の輸出が減少していることなどがあると見ています。
アメリカのペンス副大統領は4日、中国政策について演説し、「中国は知的財産権の侵害などによってアメリカを食い物にし、製造業の基盤を築いてきた」と厳しく批判したうえで、中国からのすべての輸入品に関税を上乗せする構えを示し、圧力を強める考えを強調しました。
一方、アメリカの日本に対する8月の貿易赤字も、60億ドルと、前の月より10%増加していて、自動車の輸入が増えたことが赤字の拡大につながっています。
日本とアメリカは、日米物品貿易協定の締結に向けて交渉を始めることで合意していて、トランプ政権は、日本に対しても、自動車や農産物の分野で、大幅な譲歩を迫るものと見られます。
この理由について市場関係者は、米中の貿易摩擦が激しくなる中、中国が報復措置として、アメリカ産の大豆への関税を上乗せしたことから、大豆の輸出が減少していることなどがあると見ています。
アメリカのペンス副大統領は4日、中国政策について演説し、「中国は知的財産権の侵害などによってアメリカを食い物にし、製造業の基盤を築いてきた」と厳しく批判したうえで、中国からのすべての輸入品に関税を上乗せする構えを示し、圧力を強める考えを強調しました。
一方、アメリカの日本に対する8月の貿易赤字も、60億ドルと、前の月より10%増加していて、自動車の輸入が増えたことが赤字の拡大につながっています。
日本とアメリカは、日米物品貿易協定の締結に向けて交渉を始めることで合意していて、トランプ政権は、日本に対しても、自動車や農産物の分野で、大幅な譲歩を迫るものと見られます。
ソース:NHK ニュース