中ちゅう国ごくの発はっ酵こう食しょく品ひん「酒ちゅう醸にゃん」 昔むかしながらの製せい法ほう

「酒ちゅう醸にゃん」は米こめから作つくる中ちゅう国ごくの発はっ酵こう食しょく品ひんです。酒ちゅう醸にゃん製せい造ぞうは無む形けい文ぶん化か遺い産さんに指し定ていされています。伝でん承しょう人にんである李り氏しの中ちゅう国ごく江こう西せい省しょう楽らく平へい市しにある酒ちゅう醸にゃん造ぞう所しょでは、約やく200年ねん受うけ継つがれる方ほう法ほうで醸じょう造ぞうしています。

酒ちゅう醸にゃんを作つくる上うえで、麹こうじは最もっとも重じゅう要ようなものと言いわれています。麹こうじには「海かい馬ば」「杜と仲ちゅう」「当とう帰き」など45種しゅ類るいの生しょう薬やくが入はいっています。それらをかき混まぜ、ひとつの塊かたまりにし、発はっ酵こうさせます。発はっ酵こうさせたものを室しつ内ないで陰かげ干ぼししてから、屋おく外がいで天てん日ぴ干ぼしするという複ふく雑ざつな工こう程ていをへて作つくられます。

李り氏しは、酒ちゅう醸にゃん製せい造ぞうの四よん代だい目めです。毎まい年とし、立りっ秋しゅう後ごの2か月げつの間あいだに全すべての仕し事ごとを辞やめ、仲なか間まと全ぜん力りょくで麹こうじの製せい造ぞうに取とり組くんでいます。

ソース：NHK ニュース