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世界せかい平均へいきん気温きおん 2030ねんにも1.5上昇じょうしょう国連こくれん報告ほうこくしょ

2018-10-08 03:21:01

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世界せかい平均へいきん気温きおんこの100ねんあまですでにおよそいちたかくなっていて、はやければ2030ねんには、そのは1.5たっし、極端きょくたんあつ大雨おおあめえるおそれがたかとする報告ほうこくしょを、地球ちきゅう温暖おんだんについて調しらべている国連こくれん組織そしきがまとめました。
地球ちきゅう温暖おんだんについて調しらべているIPCCあいぴ-し-し-=「気候きこう変動へんどうに関にかんする政府せいふかんパネル」ははちにち韓国かんこく記者きしゃ会見かいけんひらき、世界せかい平均へいきん気温きおんが1.5上昇じょうしょうした場合ばあい影響えいきょうに関にかんする特別とくべつ報告ほうこくしょ公表こうひょうしました。

それによりますと、人類じんるい活動かつどうによって世界せかい平均へいきん気温きおんは、産業さんぎょう革命かくめいまえのものとなしたいちきゅう世紀せいき後半こうはん気温きおんくらべて、すでにおよそいちたかくなっていて、このままいけば2030ねんから2052ねんに、そのは1.5たっする予測よそくしています。

そして温暖おんだんともない、おおくの地域ちいき極端きょくたんあつえるほか、いくつかの地域ちいきではあめかたがこれまで以上いじょうはげしくなったり、大雨おおあめえたりするそれたかとしています。

一方いっぽうで、こうしたリスクは気温きおんまで上昇じょうしょうすればさらにたかまるとして、温暖おんだんを1.5おさえるためには、再生さいせい可能かのうエネルギーほか大気たいきから酸化さんか炭素たんそ回収かいしゅうする仕組しく技術ぎじゅつ使つかって、2050ねんごろには酸化さんか炭素たんそ排出はいしゅつりょう実質じっしつゼロにする必要ひつようあるとしています。

会見かいけんでイ・フェソン(かいあきら議長ぎちょうは「社会しゃかい前例ぜんれいのない変化へんかもとめられることになるが、気温きおん上昇じょうしょうを1.5おさえることは可能かのうだ」とべました。

報告ほうこくしょ内容ないよう

IPCCあいぴ-し-し-報告ほうこくしょは、地球ちきゅう温暖おんだんに関にかんする科学かがくてき情報じょうほう分析ぶんせきりまとめたもので、国際こくさい社会しゃかい酸化さんか炭素たんそなど温室おんしつ効果こうかガス排出はいしゅつりょうらす取り組とりくみをすすめるうえでの根拠こんきょとなります。

今回こんかい特別とくべつ報告ほうこくしょは、世界せかい平均へいきん気温きおんが1.5がる場合ばあいと、がる場合ばあい比較ひかく重点じゅうてんかれ、このうち大雨おおあめのリスクは、東アジアひがしあじあ北米ほくべいでよりたかまるそれあるほか海面かいめん上昇じょうしょうし、ちいさなしま海抜かいばつひく地域ちいきでは、高潮こうちょう洪水こうずいのリスクがたかまるとしています。

また熱中ねっちゅうしょうえるほか、おも熱帯ねったい病気びょうきとされてきたマラリアやデング熱でんぐねつなどされることで感染かんせんする病気びょうきのリスクもたかまるとしています。

このほかとくサハラ以南いなんアフリカ東南アジアとうなんあじあそれに中南ちゅうなんべいでとうもろこしやべい小麦こむぎなど収穫しゅうかくりょうがるられますが、影響えいきょう気温きおん上昇じょうしょうが1.5のほうが場合ばあいよりもちいさいとしています。

このため、報告ほうこくしょ気温きおん上昇じょうしょうを1.5おさえるためには、電気でんきをつくるエネルギー割合わりあい石炭せきたんゼロちかづけるとともに、再生さいせい可能かのうエネルギーは全体ぜんたいの70%から85%にやすことなどによって、酸化さんか炭素たんそ実質じっしつてき排出はいしゅつりょうを2030ねんまでに2010ねん水準すいじゅん半分はんぶんちかにまでらし、2050ねんごろには実質じっしつゼロにする必要ひつようあるとしています。
ソース:NHK ニュース