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中国軍が台湾海峡付近で軍事演習 米と台湾の動きをけん制か
2020-09-18 10:11:19

中国軍は、18日から台湾海峡付近で、軍事演習を始めたことを明らかにしました。台湾には41年前のアメリカとの断交以来、最高レベルとなる国務省高官が17日から訪れていて、こうした動きをけん制するねらいがあるとみられます。
中国国防省の任国強報道官は記者会見で、中国軍が台湾海峡付近で18日から軍事演習を始めたことを明らかにしました。
そのうえで「台湾海峡の現状に対応したもので、国家の主権と領土の保全を守るためにとった正当で必要な措置だ」と強調しました。
演習の規模については明らかにしていません。
台湾には41年前にアメリカが台湾と断交して以来、最高レベルの高官となるクラック国務次官が17日から、李登輝元総統の告別式に参列するため訪問しています。
こうした動きについて任報道官は「最近、アメリカと民進党当局が関係を強め、頻繁に面倒を起こしているが、行き詰まることは明白で、火遊びをすれば必ずやけどをする」と述べ、強く反発しました。
中国軍は先月、アメリカのアザー厚生長官が台湾を訪れた時期にも、台湾海峡を含む海域で軍事演習を行ったほか、中国軍の戦闘機が台湾海峡の「中間線」を越えるなど軍事的な活動を活発化させました。
中国政府は、アメリカに対し台湾との実質的な関係を格上げしないよう繰り返し求め、状況しだいで何らかの措置をとることを示唆していて、今回の演習はアメリカと台湾の動きをけん制するねらいがあるとみられます。
そのうえで「台湾海峡の現状に対応したもので、国家の主権と領土の保全を守るためにとった正当で必要な措置だ」と強調しました。
演習の規模については明らかにしていません。
台湾には41年前にアメリカが台湾と断交して以来、最高レベルの高官となるクラック国務次官が17日から、李登輝元総統の告別式に参列するため訪問しています。
こうした動きについて任報道官は「最近、アメリカと民進党当局が関係を強め、頻繁に面倒を起こしているが、行き詰まることは明白で、火遊びをすれば必ずやけどをする」と述べ、強く反発しました。
中国軍は先月、アメリカのアザー厚生長官が台湾を訪れた時期にも、台湾海峡を含む海域で軍事演習を行ったほか、中国軍の戦闘機が台湾海峡の「中間線」を越えるなど軍事的な活動を活発化させました。
中国政府は、アメリカに対し台湾との実質的な関係を格上げしないよう繰り返し求め、状況しだいで何らかの措置をとることを示唆していて、今回の演習はアメリカと台湾の動きをけん制するねらいがあるとみられます。
中国軍機18機が「防空識別圏」飛行
台湾の国防部は、18日午前、中国軍機18機が台湾が設定する「防空識別圏」を飛行し、このうち一部の戦闘機は台湾海峡の中間線も越え、台湾の空軍がスクランブル=緊急発進して無線で警告を行ったと発表しました。
発表によりますと「防空識別圏」を飛行したのは中国の轟6爆撃機2機、殲16戦闘機8機、殲11と殲10の戦闘機それぞれ4機だということです。
このうち戦闘機の一部は中国と台湾の双方の軍が偶発的な衝突を避けるための境界線となっている台湾海峡の「中間線」も越えて台湾側を飛行し、爆撃機や他の戦闘機は台湾南西の防空識別圏を飛行したということで、国防部が警戒を強めています。
台湾メディアは台湾の空軍が日本時間の18日午前8時から正午まで4時間にわたって無線で警告を行ったと伝えています。
発表によりますと「防空識別圏」を飛行したのは中国の轟6爆撃機2機、殲16戦闘機8機、殲11と殲10の戦闘機それぞれ4機だということです。
このうち戦闘機の一部は中国と台湾の双方の軍が偶発的な衝突を避けるための境界線となっている台湾海峡の「中間線」も越えて台湾側を飛行し、爆撃機や他の戦闘機は台湾南西の防空識別圏を飛行したということで、国防部が警戒を強めています。
台湾メディアは台湾の空軍が日本時間の18日午前8時から正午まで4時間にわたって無線で警告を行ったと伝えています。
ソース:NHK ニュース