「縦たて割わり行政ぎょうせい打破だは デジタル化か推進すいしんを」加藤かとう官房かんぼう長官ちょうかん 日曜にちよう討論とうろん

加藤かとう官房かんぼう長官ちょうかんは、NHKの「日曜にちよう討論とうろん」で、新しん内閣ないかくの政権せいけん運営うんえいについて、国民こくみんのために働はたらく内閣ないかくとして、新型しんがたコロナウイルス対策たいさくと社会しゃかい経済けいざい活動かつどうの両立りょうりつを図はかるとともに、前例ぜんれい踏襲とうしゅうや縦たて割わり行政ぎょうせいを打破だはして、デジタル化かの推進すいしんをはじめとした課題かだいに成果せいかを出だしていくと強調きょうちょうしました。

この中なかで加藤かとう官房かんぼう長官ちょうかんは、「国民こくみんのために働はたらく、仕事しごとをする内閣ないかくを目指めざして、まず第だい一いちは、新型しんがたコロナウイルス感染かんせん症しょう対策たいさくと、社会しゃかい経済けいざい活動かつどうの両立りょうりつを図はかっていく。行政ぎょうせいサービスの受け手うけてである国民こくみんの視点してんに立たって改革かいかくを進すすめ、前例ぜんれいの踏襲とうしゅうや役所やくしょの縦たて割わりを打破だはして、デジタル化かの推進すいしんをはじめ、一ひとつ一ひとつ課題かだいに答こたえを出だしていきたい」と述のべました。

また加藤かとう官房かんぼう長官ちょうかんは、追加ついかの経済けいざい対策たいさくについて「感染かんせん症しょうが大おおきく経済けいざいを左右さゆうしているので、状況じょうきょうをしっかり見極みきわめながら必要ひつような対策たいさくを打うっていきたい。予備よび費ひを活用かつようしていくことも緊急きんきゅう性せいがある場合ばあいは必要ひつようだ。さらに、これから経済けいざい対策たいさくそのものをどうしていくのかも当然とうぜん、議論ぎろんになっていく。足元あしもとの状況じょうきょうや先行さきゆきの動向どうこうをしっかり見みながら、政府せいふ内ないでよく検討けんとうしていきたい」と述のべました。

▽武田たけだ総務そうむ大臣だいじんは、携帯けいたい電話でんわ料金りょうきんの値下ねさげについて、「事業じぎょう者しゃには、国際こくさい水準すいじゅんに近ちかい値下ねさげを目標もくひょうに努力どりょくしてもらいたい。現状げんじょうは大手おおて3社しゃの寡占かせん状態じょうたいであり、技術ぎじゅつ力りょくとやりがいを持もった新あらたな事業じぎょう者しゃが参入さんにゅうでき、健全けんぜんな競争きょうそうが行おこなわれることが、料金りょうきんの引き下ひきさげにつながってくる。その環境かんきょうをどうやって作つくっていくかを真剣しんけんに考かんがえなければならない」と述のべました。

▽田村たむら厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは、不妊ふにん治療ちりょうの保険ほけん適用てきようについて、「不妊ふにん治療ちりょうは、いまも一部いちぶ、保険ほけん適用てきようされているが、体外たいがい受精じゅせいや人工じんこう授精じゅせいなどを対象たいしょうに入いれた場合ばあい、効果こうかや安全あんぜん性せいなどを踏ふまえて、適用てきようする範囲はんいを決きめていかなければならない。助成じょせいの対象たいしょうをさらに広ひろげていくことを検討けんとうしており、保険ほけん適用てきようまでの間まは、助成じょせいの拡大かくだいでなんとか負担ふたん感かんを和やわらげていきたい」と述のべました。

▽野上のがみ農林のうりん水産すいさん大臣だいじんは、「若わかい世代せだいが将来しょうらいを託たくせるような農林のうりん水産すいさん業ぎょうの実現じつげんを目指めざしていきたい。農林のうりん水産物すいさんぶつや食品しょくひんの輸出ゆしゅつを2030年ねんに5兆ちょう円えんにしていく取り組とりくみを進すすめ、生産せいさん基盤きばんを強化きょうかして担い手にないての育成いくせい・確保かくほをし、『スマート農林のうりん水産すいさん業ぎょう』を推進すいしんしていく。農林のうりん漁業ぎょぎょう者しゃの所得しょとく向上こうじょうや農村のうそん・漁村ぎょそんの活性かっせい化かにつながるさまざまな改革かいかくを進すすめていきたい」と述のべました。

▽岸きし防衛ぼうえい大臣だいじんは、ミサイル阻止そしに関にかんする新あらたな方針ほうしんについて、「抑止よくし力りょくの強化きょうかについては、政府せいふとしての問題もんだい意識いしきと検討けんとう状況じょうきょうを改あらためて整理せいりしたうえで、憲法けんぽうの範囲はんい内ないで国際こくさい法ほうを順守じゅんしゅしつつ、専守防衛せんしゅぼうえいの考かんがえのもとで、年末ねんまつまでに一定いっていの考かんがえを示しめしたい。『イージス・アショア』の代替だいたい案あんは、まだ、何なにも決定けっていしていないが、鋭意えいい、検討けんとうを進すすめていきたい」と述のべました。

▽平井ひらいデジタル改革かいかく担当たんとう大臣だいじんは、デジタル庁ちょうの新設しんせつについて、「コロナ禍かは、世界せかいでも有数ゆうすうな光ファイバーひかりふぁいば-網もうや通信つうしん網もうを十分じゅうぶんに使つかい切きれず、『デジタル敗戦はいせん』だった。デジタル庁ちょうは、規制きせい改革かいかくを断行だんこうする象徴しょうちょうで、新あらたな成長せいちょう戦略せんりゃくの柱はしらだ。すべての予算よさんを要求ようきゅう段階だんかいからデジタル庁ちょうに集あつめ、各かく府ふ省しょうと知恵ちえを絞しぼりながら、国民こくみんにとってベストなシステムをつくっていく」と述のべました。

ソース：NHK ニュース