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コロナに感染かんせんしたひと血液けつえき成分せいぶん調しら 重症じゅうしょう予測よそくする技術ぎじゅつ開発かいはつ

2020-09-24 21:17:10

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新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんしたひと血液けつえき成分せいぶん調しらべることで、重症じゅうしょうするかどうかを予測よそくする技術ぎじゅつを、国立こくりつ国際こくさい医療いりょう研究けんきゅうセンターグループ開発かいはつし、重症じゅうしょうするひと早期そうきつけだす検査けんさ実現じつげんにつながるとして期待きたいされています。
これ国立こくりつ国際こくさい医療いりょう研究けんきゅうセンターグループ発表はっぴょうしました。

グループでは新型しんがたコロナウイルスの患者かんじゃ28にんから定期ていきてき血液けつえき提供ていきょうしてもらい、血液けつえき成分せいぶん症状しょうじょう変化へんかどういった関係かんけいあるかをくわしく分析ぶんせきしました。

その結果けっか重症じゅうしょうした12にんでは「CCL17」とばれるたんぱく質たんぱくしつ感染かんせん初期しょきから通常つうじょうよりもすくなかったのに対にたい軽症けいしょう中等ちゅうとうしょうだったひとでは通常つうじょうおな程度ていどとなっていました。

さらに、べつの4種類しゅるいたんぱく質たんぱくしつ重症じゅうしょうするすうにちまえから急激きゅうげきえてくることもかったということです。

新型しんがたコロナウイルスの患者かんじゃ当初とうしょ軽症けいしょうでもきゅう重症じゅうしょうすることがあり、治療ちりょう課題かだいとなっていますが、グループでは、血液けつえきちゅうの5種類しゅるいたんぱく質たんぱくしつ濃度のうど調しらべることで、重症じゅうしょうするかどうかを予測よそくできる可能かのうせいがあるとしています。

国立こくりつ国際こくさい医療いりょう研究けんきゅうセンターは「重症じゅうしょうするひとはやかれば、よりはや治療ちりょうできるため、いのちすくことにつながる可能かのうせいがある。今後こんごさらに研究けんきゅうおこない、臨床りんしょう現場げんば使つかえる検査けんさキットの開発かいはついそぎたい」としています。
ソース:NHK ニュース