産卵さんらんのカラフトマス、命懸いのちがけ遡上そじょう　秋訪あきおとずれた北海道ほっかいどう・知床半島しれとこはんとう

雄おすは「セッパリ」と呼よばれる、繁殖期特有はんしょくきとくゆうの大おおきくせり上あがった背中せなかが目立めだち、雌めすに寄より添そうように泳およぎました。一方いっぽう、産卵さんらんにより傷きずを負おい、弱よわよわ々しくなったり、川底かわぞこで力尽ちからつきたりする姿すがたも見みられました。そんなカラフトマスは、厳きびしい冬ふゆを迎むかえるヒグマなどの貴重きちょうな餌えさとなります。 　

根室管内ねむろかんないさけ・ます増殖事業協会ぞうしょくじぎょうきょうかい（標津町しべつまち）によると、隔年かくねんの豊漁ほうりょうの年としに当あたり、一昨年いっさくねんと比較ひかくしても数かずが多おおいということです。

ソース：NHK ニュース