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アゼルバイジャンとアルメニアの戦闘 ロシアが停戦呼びかけ
2020-09-29 21:48:21

旧ソビエトのアゼルバイジャンとアルメニアの係争地をめぐる大規模な戦闘は3日目に入り、双方の死者は100人にのぼりました。この地域で強い影響力を持つロシアのプーチン大統領は、戦闘の停止が急務だとして双方に停戦を呼びかけました。

アゼルバイジャンとアルメニアの間では、アゼルバイジャン西部に位置するナゴルノカラバフ自治州を巡って大規模な戦闘が27日、再燃し、双方合わせた死者の数は29日までの3日間で民間人16人を含む100人にのぼっています。

この地域で強い影響力を持つロシアのプーチン大統領は29日、アルメニアのパシニャン首相と戦闘が始まって以来2度目の電話会談を行い、深刻な懸念を示したうえで戦闘の停止が急務だとして双方に停戦を呼びかけました。
今回の戦闘では、地域の大国であるトルコがアゼルバイジャンを全面的に支持する姿勢を示しています。
今回の戦闘では、地域の大国であるトルコがアゼルバイジャンを全面的に支持する姿勢を示しています。

これに対し、アルメニアのパシニャン首相は29日、「トルコ軍はすでにアゼルバイジャン領内にいて、軍事作戦を主導している」とトルコを名指しで非難しました。

一方、アゼルバイジャンのアリエフ大統領は29日、「トルコはいかなる形でも戦闘に参加していないし、その必要もない」と反論するなど、トルコの動向を巡って非難の応酬が続いています。
ソース:NHK ニュース