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「KENZO」立ち上げ デザイナーの高田賢三さんコロナ感染で死去
2020-10-04 19:28:52

パリを拠点に活躍し、世界的なファッションブランド「KENZO」を立ち上げた、デザイナーの高田賢三さんが4日、新型コロナウイルスへの感染により、パリ近郊の病院で亡くなりました。81歳でした。
高田賢三さんは昭和14年、兵庫県姫路市で生まれ、東京の文化服装学院で洋裁を学び、新人の登竜門とも言われる「装苑賞」を受賞してデザイナーとしてデビューしました。文化服装学院では同期生に世界的に活躍するデザイナー、コシノジュンコさんなどがいて「花の九期生」と呼ばれました。
昭和40年、25歳でパリに渡り、民族衣装をアレンジした斬新なデザインを発表したほか、当時ブティックで行うのが常識だったファッションショーをパブや映画館で開催し、一躍脚光を浴びました。
高田さんが立ち上げた「KENZO」は世界的に有名なファッションブランドとなりました。

昭和40年、25歳でパリに渡り、民族衣装をアレンジした斬新なデザインを発表したほか、当時ブティックで行うのが常識だったファッションショーをパブや映画館で開催し、一躍脚光を浴びました。
高田さんが立ち上げた「KENZO」は世界的に有名なファッションブランドとなりました。

高田さんはフランスの芸術文化勲章を受章したほか、平成11年には紫綬褒章を受章しています。
また、平成16年に開催されたアテネオリンピックの日本選手団の公式服装もデザインしました。
高田さんの日本の事務所によりますと、高田さんはことしの9月中旬、新型コロナウイルスに感染し、パリ近郊の病院に入院していましたが、今月に入って体調が悪化し、4日午後4時ごろ(日本時間4日午後11時ごろ)亡くなったということです。
また、平成16年に開催されたアテネオリンピックの日本選手団の公式服装もデザインしました。
高田さんの日本の事務所によりますと、高田さんはことしの9月中旬、新型コロナウイルスに感染し、パリ近郊の病院に入院していましたが、今月に入って体調が悪化し、4日午後4時ごろ(日本時間4日午後11時ごろ)亡くなったということです。
パリ市長がツイッターで追悼 仏メディアは速報
高田賢三さんが亡くなったことについて、パリ市のイダルゴ市長はツイッターに「彼はファッションにおいて色と光に居場所を与えた。パリはきょう、私たちの息子の死を悼んでいる。ケンゾウの家族や近しい人たち、そして彼を愛したすべての人たちに思いを寄せている」と投稿し、その功績をたたえました。
またフランスの主要メディアは一斉に速報で伝えました。
このうち週刊誌「ルポワン」の電子版は、高田さんが1か月半以上かけて船でフランスに渡ったものの、すぐには成功を得られず、初めはスケッチを売ることで生計を立てたことなど、フランスに来てからの経歴を詳しく紹介したうえで、「国境を越えてインスピレーションを得て、ファッション界において類を見ないすばらしい遺産を残した」と伝えました。
またフランスの公共ラジオ「フランスアンフォ」の電子版は、高田さんのデザインについて「日本的な美しさや清らかさに、少し刺激的な色使いを取り入れつつ、東洋と西洋を柔軟に融合させた」と評価しています。
またフランスの主要メディアは一斉に速報で伝えました。
このうち週刊誌「ルポワン」の電子版は、高田さんが1か月半以上かけて船でフランスに渡ったものの、すぐには成功を得られず、初めはスケッチを売ることで生計を立てたことなど、フランスに来てからの経歴を詳しく紹介したうえで、「国境を越えてインスピレーションを得て、ファッション界において類を見ないすばらしい遺産を残した」と伝えました。
またフランスの公共ラジオ「フランスアンフォ」の電子版は、高田さんのデザインについて「日本的な美しさや清らかさに、少し刺激的な色使いを取り入れつつ、東洋と西洋を柔軟に融合させた」と評価しています。
ソース:NHK ニュース