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より甘く大きく! 最先端素材でぶどうにかぶせる袋開発 信州大
2020-10-06 07:56:28

ぶどうの栽培で果実にかぶせる袋を、信州大学が最先端の素材「ナノファイバー」を使って開発しました。
この袋を使って栽培することで実が甘く大きくなることが確認されたということで、県特産のぶどうの価値を高められるとして注目されています。
この袋を使って栽培することで実が甘く大きくなることが確認されたということで、県特産のぶどうの価値を高められるとして注目されています。
ぶどうにかぶせる袋を開発したのは、信州大学繊維学部のキム・イクス(金翼水)教授らの研究チームです。
ぶどうの栽培では害虫などから果実を守るため袋をかぶせますが、研究チームは自動車の部品や再生医療に活用されている極めて細い繊維「ナノファイバー」を部分的に使い、袋を開発しました。
研究チームによりますと、開発した袋は一般的に使われている紙の袋に比べて通気性に優れているため、寒暖差の影響が大きくなって甘みが増すほか、カビがつく病気などになりにくくなるということです。
実際にシャインマスカットやナガノパープルにかぶせて栽培したところ、糖度が平均でおよそ7%上がったほか、1粒当たりの質量が10%近く増えたことも確認されたということです。
研究チームでは県特産のぶどうの価値をさらに高められるとしていて、来年に向けて量産化や全国展開を目指したいとしています。
キム教授は「ぶどうだけでなく、桃や梨など別のフルーツでも差が出てくるはずなので、研究を進めていきたい」と話していました。
ぶどうの栽培では害虫などから果実を守るため袋をかぶせますが、研究チームは自動車の部品や再生医療に活用されている極めて細い繊維「ナノファイバー」を部分的に使い、袋を開発しました。
研究チームによりますと、開発した袋は一般的に使われている紙の袋に比べて通気性に優れているため、寒暖差の影響が大きくなって甘みが増すほか、カビがつく病気などになりにくくなるということです。
実際にシャインマスカットやナガノパープルにかぶせて栽培したところ、糖度が平均でおよそ7%上がったほか、1粒当たりの質量が10%近く増えたことも確認されたということです。
研究チームでは県特産のぶどうの価値をさらに高められるとしていて、来年に向けて量産化や全国展開を目指したいとしています。
キム教授は「ぶどうだけでなく、桃や梨など別のフルーツでも差が出てくるはずなので、研究を進めていきたい」と話していました。
ソース:NHK ニュース