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タカタ製エアバッグ、米国で17人目の死者
2020-10-08 07:00:03

ホンダが確認したところによると、米アリゾナ州で8月下旬に起きた衝突事故で、同社の2002年型シビックの運転席側、助手席側のエアバッグが異常破裂。運転者がこの時のけがで死亡しました。助手席側のエアバッグはダッシュボードの中で破裂し、小規模な火災が起きました。
02年型シビックは11年から運転席側のエアバッグがリコール(回収・無償修理)対象とされ、ホンダがこの車の名義人に繰り返し連絡を試みていました。メール15通以上を送り、電話や住所への訪問でリコール情報を伝えましたが、名義人は修理に応じていなかったということです。死亡した運転者は名義人ではありませんでした。
米運輸省道路交通安全局(NHTSA)によると、米国ではタカタ製の欠陥エアバッグに関連した事故で17人が死亡、250人が負傷しています。
リコールはメーカー19社の計3700万台を対象とする米史上最大の規模となり、23年までかかると予想されています。
NHTSAによると、02年型シビックを含む01~03年型のホンダ車の一部は特に破裂のリスクが高く、ただちに修理が必要とされてきました。
ソース:NHK ニュース