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米大統領選 テレビ討論会 2回目開催見通し立たない異例の事態
2020-10-09 03:39:47

アメリカ大統領選挙に向けた2回目のテレビ討論会について、主催する団体が新型コロナウイルスの感染防止のためオンライン形式で開催すると発表しました。これについて、トランプ大統領の陣営は、治療は完了したとして対面形式での実施を求めたのに対し、民主党のバイデン前副大統領は同じ日に別の集会に参加するとしていて、討論会開催の見通しが立たない異例の事態となっています。
来月のアメリカ大統領選挙に向け、今月15日に予定されているトランプ大統領とバイデン前副大統領の2回目のテレビ討論会をめぐっては、主催する団体が8日、トランプ大統領の新型コロナウイルスの感染を受け、感染防止のためオンラインの形式にすると発表しました。
これについて、トランプ陣営は8日夜、日本時間の9日午前、声明を発表し医師団による治療は完了し今週末にも公の場での活動を再開できるとしたうえで「討論会をオンラインで行う理由はない」と主張し、討論会を当初の予定どおり、15日に対面形式で実施することを求めました。
一方、バイデン氏については、アメリカのABCテレビが、討論会が予定されている15日に、東部ペンシルベニア州で有権者との対話集会に参加することを明らかにしました。
このため、アメリカのメディアは、バイデン氏が別の選挙集会に参加すれば、15日の討論会の開催は難しくなったという見方を伝えており、討論会開催の見通しが立たない異例の事態となっています。
これについて、トランプ陣営は8日夜、日本時間の9日午前、声明を発表し医師団による治療は完了し今週末にも公の場での活動を再開できるとしたうえで「討論会をオンラインで行う理由はない」と主張し、討論会を当初の予定どおり、15日に対面形式で実施することを求めました。
一方、バイデン氏については、アメリカのABCテレビが、討論会が予定されている15日に、東部ペンシルベニア州で有権者との対話集会に参加することを明らかにしました。
このため、アメリカのメディアは、バイデン氏が別の選挙集会に参加すれば、15日の討論会の開催は難しくなったという見方を伝えており、討論会開催の見通しが立たない異例の事態となっています。
両陣営 激戦州アリゾナで選挙戦
共和・民主両党の副大統領候補によるテレビ討論会から一夜が明けた8日、ペンス副大統領は、激戦州、西部アリゾナ州を訪れて支持者を前に演説し、民主党が政権をとれば増税につながると改めて指摘したうえで「トランプ大統領にさらに4年間を」と述べ、投票を呼びかけました。
一方、民主党のバイデン氏と副大統領候補のハリス氏も、8日、選挙運動のためにそろってアリゾナ州を訪れました。
演説でバイデン氏は「トランプ大統領の支離滅裂で社会の対立をあおるリーダーシップに我々はすでに高すぎる代償を払っている」と述べ、政権交代の必要性を強調しました。
1952年の大統領選挙以降、民主党の候補がアリゾナ州を制したのは1996年のクリントン元大統領ただ1人で、アリゾナ州は共和党の地盤となっています。
しかし、今回の選挙の世論調査の平均値では、バイデン氏がトランプ大統領をリードしており、両陣営による選挙戦が激しさを増しています。
一方、民主党のバイデン氏と副大統領候補のハリス氏も、8日、選挙運動のためにそろってアリゾナ州を訪れました。
演説でバイデン氏は「トランプ大統領の支離滅裂で社会の対立をあおるリーダーシップに我々はすでに高すぎる代償を払っている」と述べ、政権交代の必要性を強調しました。
1952年の大統領選挙以降、民主党の候補がアリゾナ州を制したのは1996年のクリントン元大統領ただ1人で、アリゾナ州は共和党の地盤となっています。
しかし、今回の選挙の世論調査の平均値では、バイデン氏がトランプ大統領をリードしており、両陣営による選挙戦が激しさを増しています。
ソース:NHK ニュース