生活せいかつ保護ほごの申請しんせい 3か月かげつ連続れんぞく減少げんしょう コロナ影響えいきょう長期ちょうき化かで今後こんご増加ぞうかも

ことし7月つきの生活せいかつ保護ほごの申請しんせい件数けんすうは1万まん9000件けん余あまりで、去年きょねんの同おなじ月つきより減へり、3か月かげつ連続れんぞくの減少げんしょうとなったことが厚生こうせい労働ろうどう省しょうのまとめで分わかりました。厚生こうせい労働ろうどう省しょうは、国くにの支援しえん制度せいどの利用りようが広ひろがったためではないかと分析ぶんせきしたうえで、新型しんがたコロナウイルスの影響えいきょうの長期ちょうき化かで、申請しんせい件数けんすうは今後こんご、増加ぞうかするおそれがあるとしています。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうによりますと、ことし7月つきに生活せいかつ保護ほごが申請しんせいされた件数けんすうは全国ぜんこくで1万まん9650件けんで、去年きょねんの同おなじ月つきと比くらべて2463件けん、率りつにして11.1％減へりました。

去年きょねんの同おなじ月つきと比くらべ6月つきは786件けん、5月つきは1929件けん減へっていて、3か月かげつ連続れんぞくの減少げんしょうとなりました。

一方いっぽうで、ことし4月つきの申請しんせい件数けんすうは去年きょねんの同おなじ月つきよりも24.8％増ふえていて、新型しんがたコロナウイルスの影響えいきょうで仕事しごとを失うしなう人ひとが増ふえるなどしたため急増きゅうぞうしたとみられます。

申請しんせい件数けんすうが5月つきから3か月かげつ連続れんぞくで減少げんしょうしたことについて、厚生こうせい労働ろうどう省しょうは、現金げんきん10万まん円えんが一律いちりつに給付きゅうふされた「特別とくべつ定額ていがく給付きゅうふ金きん」や、当面とうめんの生活せいかつ費ひを借かりることができる「緊急きんきゅう小口こぐち資金しきん」などの支援しえん制度せいどの利用りようが広ひろがったためではないかと分析ぶんせきしています。

そのうえで「企業きぎょうの業績ぎょうせき悪化あっかで仕事しごとを失うしなったり休業きゅうぎょうが続つづいたりすることで、貯蓄ちょちくがなくなり生活せいかつに困窮こんきゅうする人ひとはさらに増ふえる可能かのう性せいがある。新型しんがたコロナウイルスの影響えいきょうの長期ちょうき化かで、生活せいかつ保護ほごの申請しんせい件数けんすうは今後こんご、増加ぞうかするおそれがある」としています。

ソース：NHK ニュース