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ヨーロッパ 新型しんがたコロナ感染かんせんさい拡大かくだい 規制きせい導入どうにゅうひろがる

2020-10-12 20:40:43

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ヨーロッパでは、新型しんがたコロナウイルスの感染かんせんふたた急速きゅうそくひろがっています。フランスやイギリス、それにスペインでは、あら確認かくにんされる感染かんせんしゃが1まんにんえるつづき、ことしのはる上回うわまわ水準すいじゅんとなっていて、あらたな規制きせい導入どうにゅうするうごひろがっています。
フランスでは10つき10にちあら確認かくにんされた感染かんせんしゃが2まん7000にんちかのぼり、カステックス首相しゅしょうは12にち地元じもとメディアインタビューで、フランスやヨーロッパが「だい2」のなかにあるとして、感染かんせん予防よぼうさく徹底てっていするよう市民しみんびかけました。

そのうえで、状況じょうきょう悪化あっかすれば、地域ちいき限定げんていして外出がいしゅつ制限せいげんふたた導入どうにゅうする可能かのうせい示唆しさしました。

また、1にち感染かんせんしゃが10つき上旬じょうじゅんから1まんにんえたイギリスでは12にち、ジョンソン首相しゅしょう地域ちいき感染かんせん状況じょうきょうおうじた対策たいさく導入どうにゅうすることを発表はっぴょうし、もっと感染かんせん深刻しんこくなリバプールやその周辺しゅうへんでは、パブやバー営業えいぎょう事実じじつじょう禁止きんしすることになりました。

ジョンソン首相しゅしょう経済けいざいへの影響えいきょうおおきいとして、こうしたきびしい措置そち全国ぜんこく一斉いっせい導入どうにゅうすることには否定ひていてき見方みかたしめしましたが、「今後こんごすう週間しゅうかんすうか月かげつかんきびしい状況じょうきょうつづだろう」とべ、市民しみん理解りかいもとめました。

このほかヨーロッパ感染かんせんしゃもっとおおスペインでも1にち感染かんせんしゃが1まんにんえるつづいています。

首都しゅとマドリードなどでは10つきはじから通勤つうきんなどをのぞいて自治体じちたいをまたいだ移動いどう禁止きんしされていて、各国かっこく経済けいざい活動かつどうへの影響えいきょう見極みきわめながらふたた規制きせい導入どうにゅう余儀よぎなくされています。

ヨーロッパ 各国かっこく状況じょうきょう

ヨーロッパで感染かんせんしゃもっとおおスペインでは、とく深刻しんこく首都しゅとマドリードなどで10つきはじから、通勤つうきんなどをのぞいて自治体じちたいをまたいだ移動いどう禁止きんしされています。

違反いはんした場合ばあいは600ユーロ、日本にっぽんえんでおよそ7まん5000えん罰金ばっきんされることになっていて、マドリードと郊外こうがいをつなぐ幹線かんせん道路どうろでは警察けいさつ取り締とりしまりにあたっています。

イタリアでは今月こんげつ10にちあら確認かくにんされた感染かんせんしゃが5700にんえ、ことし5つき外出がいしゅつ制限せいげん解除かいじょされてからもっとおおくなりました。

政府せいふは、屋内おくない施設しせつ公共こうきょう交通こうつう機関きかんくわえて、屋外おくがいでもマスク着用ちゃくよう原則げんそくとして義務ぎむし、対策たいさく強化きょうかしています。

ドイツでは10つきはいって、1にち感染かんせんしゃが4000にんえる相次あいつぎ、ことし4つき上旬じょうじゅん水準すいじゅんにまでえました。

とく都市としでの感染かんせん拡大かくだい目立めだっていて、首都しゅとベルリンでは今月こんげつ10にちからレストランバーなど午後ごご11以降いこう営業えいぎょう禁止きんしされ、10にんえるひと屋内おくないあつまることも禁止きんしされました。

また屋内おくないごすことがおおくなるふゆけて、ひととの距離きょりをとることなどくわ換気かんき重視じゅうしされるようになっていて、メルケル首相しゅしょうも「換気かんきもっとやすくて効果こうかてき対策たいさくの1つとえる」と、重要じゅうようせい強調きょうちょうしています。

ベルギーでは、今月こんげつ8にちまでの1週間しゅうかんあら感染かんせんしゃは1にち平均へいきんで4100にんあまと、まえしゅうくらべて90%ちかえました。

このため、ベルギー政府せいふは10つき8にちからすくなくとも1か月かげつかん首都しゅとブリュッセルのバーやカフェを閉鎖へいさする措置そちりました。

オーストリアでは、9つき下旬げじゅんから飲食いんしょくてんで1つのテーブルすわれる人数にんずうを10にん以下いか制限せいげんするなど対策たいさく導入どうにゅうしましたが、1にち感染かんせんしゃ先週せんしゅうは1200にんえるなどこれまででもっとおおくなり、さらなる規制きせい強化きょうか検討けんとうされています。

WHO 医療いりょう機関きかん負担ふたんぞう警戒けいかいかん

WHO=世界せかい保健ほけん機関きかん危機きき対応たいおう統括とうかつするライアンは12にち、スイスのジュネーブでひらいた定例ていれい記者きしゃ会見かいけんで、「フランスやイギリス、アイルランドなどでは入院にゅういんする患者かんじゃ割合わりあいえ、集中しゅうちゅう治療ちりょうしつすくなくなってきている。今後こんごすう週間しゅうかん医療いりょうシステムこの状況じょうきょう対処たいしょできるどうかがとても大切たいせつだ」とべ、ヨーロッパでの感染かんせんさい拡大かくだいによって医療いりょう機関きかん負担ふたんえていることに警戒けいかいかんしめしました。
ソース:NHK ニュース