新型しんがたコロナ 国産こくさんワクチンの実用じつよう化かは再さい来年らいねんか 製薬せいやく各社かくしゃが見通みとおし

新型しんがたコロナウイルスのワクチン開発かいはつを進すすめる国内こくないの製薬せいやく会社かいしゃが参加さんかするシンポジウムが14日にち、横浜よこはま市しで開ひらかれ、国産こくさんのワクチンが実用じつよう化かされる時期じきについて、製薬せいやく会社かいしゃ各社かくしゃから「再さい来年らいねんになる」などの見通みとおしが示しめされました。

このシンポジウムは、バイオ関連かんれんの展示てんじ会かいの一環いっかんとして開ひらかれたもので、新型しんがたコロナウイルスのワクチン開発かいはつを進すすめる国内こくないの製薬せいやく会社かいしゃ5社しゃなどが参加さんかし、世界せかい的てきなウイルス研究けんきゅう者しゃで東京とうきょう大学だいがく医科いか学がく研究所けんきゅうじょの河岡かわおか義裕よしひろ教授きょうじゅが司会しかいを務つとめました。

この中なかで、製薬せいやく会社かいしゃの担当たんとう者しゃが開発かいはつ中ちゅうのワクチンの特徴とくちょうや進捗しんちょく状況じょうきょうを紹介しょうかいし、このうちDNAを活用かつようした新あたらしい技術ぎじゅつのワクチンですでに臨床りんしょう試験しけんを行おこなっている大阪おおさかのベンチャー企業きぎょうからは「開発かいはつがうまくいったとして、大量たいりょう生産せいさんが可能かのうになるのは2022年ねんの後半こうはんになる」と説明せつめいがありました。

また、遺伝子いでんしのRNAという物質ぶっしつを使つかったワクチンを開発かいはつしている大手おおて製薬せいやく会社かいしゃは「2022年ねんを念頭ねんとうになるべく早期そうきに開発かいはつしたい」と説明せつめいしました。

そして、国内こくないの医薬品いやくひんの審査しんさを行おこなうPMDA＝医薬品いやくひん医療いりょう機器きき総合そうごう機構きこうの担当たんとう者しゃは「有効ゆうこう性せいや安全あんぜん性せいに対にたいする考え方かんがえかたを国際こくさい的てきに共有きょうゆうしながら、国内こくないか海外かいがいかにかかわらず、開発かいはつされたワクチンを公平こうへいに審査しんさしていきたい」と述のべました。

ソース：NHK ニュース