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人殺ひとごろ」「地域ちいきからていけ」コロナ差別さべつへの対応たいおう地域ちいき

2020-10-16 19:15:07

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新型しんがたコロナウイルスに関にかんする偏見へんけん差別さべつへの対策たいさく検討けんとうするワーキンググループの会合かいごうが16にちひらかれ、全国ぜんこく知事ちじかいから、都道とどう府県ふけんごとの偏見へんけん差別さべつへの対応たいおう状況じょうきょうについての調査ちょうさ結果けっか報告ほうこくされました。専用せんよう相談そうだん窓口まどぐち設置せっちする自治体じちたいある一方いっぽうで、窓口まどぐちがない自治体じちたいもあるなど対応たいおうがみられたということです。
16にちひらかれた新型しんがたコロナウイルスに関にかんする偏見へんけん差別さべつへの対策たいさく検討けんとうするワーキンググループの会合かいごうで、委員いいんの1にん三重みえけん鈴木すずき知事ちじから報告ほうこくされました。

今月こんげつ全国ぜんこく知事ちじかいが47都道とどう府県ふけん対象たいしょうに、偏見へんけん差別さべつへの対応たいおう状況じょうきょう調査ちょうさした結果けっかなんらかの相談そうだん窓口まどぐち設置せっちしていたのは、37の自治体じちたいこのうち10の自治体じちたいは、新型しんがたコロナウイルス関係かんけい差別さべつについて専用せんよう相談そうだん窓口まどぐちもうけていました。

一方いっぽうで、10の自治体じちたい相談そうだん窓口まどぐち設置せっちしていないと回答かいとうしたということです。

また、SNSやインターネットの不適切ふてきせつ書き込かきこをパトロールしたり、削除さくじょ依頼いらいをしたりするなど対策たいさくについては、実施じっししていると回答かいとうしたのは26の自治体じちたいでした。

会合かいごう鈴木すずき知事ちじは、被害ひがいしゃ救済きゅうさいするためには、かく都道とどう府県ふけん知見ちけん共有きょうゆうしながら、財政ざいせい支援しえんをもとに、いきなが対策たいさくをとることが必要ひつようだと報告ほうこくしたということです。

ワーキンググループでは、こうした報告ほうこくをもとに、今後こんご必要ひつよう対策たいさくについて報告ほうこくしょをまとめることにしています。

人殺ひとごろ」「地域ちいきからていけ」差別さべつ実態じったい報告ほうこく

ワーキンググループの会合かいごうでは、感染かんせんしゃ集団しゅうだん=クラスター発生はっせいした高校こうこうから、関係かんけいしゃけた差別さべつ実態じったいなど報告ほうこくされました。

報告ほうこくによりますと、クラスター発生はっせい報道ほうどうされた直後ちょくごから学校がっこうに、「人殺ひとごろ」とか「地域ちいきからていけ」、「どんな教育きょういくをしているんだ」などのひぼう中傷ちゅうしょう電話でんわが、すう日間にちかんで100けんちかせられたということです。

すべての生徒せいと外出がいしゅつ自粛じしゅくしていた期間きかんちゅうには、「生徒せいとがスーパーマーケットアルバイトしている」、「みせまえ生徒せいとがたむろしている」など事実じじつとはちがデマがながれ、みせから、風評ふうひょう被害ひがいだと苦情くじょうせられたケースもあったということです。

高校こうこうによりますと自宅じたく待機たいきしていた生徒せいとたちは、スマートフォンを使つか時間じかんえ、インターネットじょうの、ひぼう中傷ちゅうしょうにする機会きかいえたということで、高校こうこうではいま生徒せいとへのこころのケアをつづけているということです。

一方いっぽうで、SNSやインターネットでは、学校がっこうへのはげましや応援おうえんこえせられたということです。

会合かいごうのあと、ワーキンググループの中山なかやまひとみ座長ざちょうは「報告ほうこくいて、人々ひとびと不安ふあんもっとつよ発生はっせいからもない時期じき差別さべつに、どう対応たいおうするべきかという問題もんだい意識いしきった。今回こんかい生徒せいとたちのような、差別さべつ被害ひがいしゃさないためにも、対策たいさく在り方ありかた議論ぎろんしていきたい」とはなしていました。
ソース:NHK ニュース