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東芝とうしば解読かいどくされない” 次世代じせだい暗号あんごう技術ぎじゅつ 国内こくないがい事業じぎょう

2020-10-18 20:51:32

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量子りょうし暗号あんごう通信つうしん」とばれる解読かいどくされない次世代じせだい暗号あんごう技術ぎじゅつ東芝とうしば来年度らいねんど日本にっぽん欧米おうべい事業じぎょうすることを正式せいしき発表はっぴょうしました。

中国ちゅうごくなどとの開発かいはつ競争きょうそうはげしくなるなか欧米おうべい通信つうしん大手おおてとも提携ていけい世界せかいトップシェアをにぎりたいねらいです。

量子りょうし暗号あんごう通信つうしん」は、スーパーコンピューターをはるかにえる計算けいさん能力のうりょく量子りょうしコンピューターでも解読かいどくできない、次世代じせだい暗号あんごう技術ぎじゅつです。

東芝とうしばは、この量子りょうし暗号あんごう通信つうしん来年度らいねんど日本にっぽん欧米おうべい事業じぎょうすることを正式せいしきあきらかにしました。

日本にっぽんでは政府せいふから通信つうしんネットワークのセキュリティー対策たいさくとして受注じゅちゅうしていて、国内こくないでの事業じぎょうこれはじめてとなります。

また海外かいがいでの事業じぎょうでは、イギリスの「ブリティッシュテレコム」とアメリカの「ベライゾン・コミュニケーションズ」と提携ていけいしました。

量子りょうし暗号あんごう通信つうしんをめぐっては、中国ちゅうごくが2025ねんまでに全土ぜんどひろげる方針ほうしんかかげるなど国際こくさいてき開発かいはつ競争きょうそうはげしくなっています。

東芝とうしばこの分野ぶんや保有ほゆうする特許とっきょかず世界せかい1研究けんきゅう開発かいはつをリードしてきましたが、国内こくないがいいち早いちはや事業じぎょう展開てんかいすすめ、世界せかいトップシェアをにぎりたいねらいです。

世界せかい開発かいはつ競争きょうそう激化げきか

インターネットなど通信つうしんでは、さまざまなデータ暗号あんごうされてやり取やりとされていますが、スーパーコンピューターよりもはるかにたか計算けいさん能力のうりょく量子りょうしコンピューター」が本格ほんかくてき使つかわれるようになると、いま使つかわれている暗号あんごう簡単かんたん解読かいどくされてしまうそれがあります。

このため今後こんご民間みんかんビジネスだけでなく、くに安全あんぜん保障ほしょうめんからも機密きみつせいたか情報じょうほうまもため、量子りょうし使つかった絶対ぜったい解読かいどくされない「量子りょうし暗号あんごう通信つうしん」がかせないとされていて、東芝とうしばでは2035ねんには世界せかい市場しじょう規模きぼが2ちょうえんえる見込みこんでいます。

こうしたなか中国ちゅうごく金融きんゆう司法しほう分野ぶんやですでに実用じつようし、2025ねんまでに中国ちゅうごく全土ぜんどひろげようとちかられているほか韓国かんこく現地げんち通信つうしん大手おおて量子りょうし暗号あんごう通信つうしん技術ぎじゅつスイスの企業きぎょう買収ばいしゅうして事業じぎょうするなど国際こくさいてき開発かいはつ競争きょうそうはげしくなっています。
ソース:NHK ニュース