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豊洲市場問題を審議 都議会の委員会で市場長が陳謝
2016-10-06 09:11:16

豊洲市場をめぐる一連の問題について審議する都議会の経済・港湾委員会が、6日午後、開かれています。審議では、事実と異なる説明を続けた理由をただされた都の担当局トップの市場長が「建物の下に盛り土がないという認識を持たず、私の認識不足で事実と異なる説明を阻止できなかった」と陳謝しました。
都議会の経済・港湾委員会は、6日午後から2日間の日程で始まり、豊洲市場をめぐる一連の問題が審議されています。
審議の冒頭、委員会の理事を務める自民党の田中豪議員が「市場の敷地全体に盛り土をしたので安全だという、結果として虚偽の説明を続けた都に強い憤りを覚える」と述べたうえで、議会としても問題を見抜けなかったことに対し、市場関係者や都民に向け陳謝しました。
また、都の担当局の中央卸売市場の岸本良一市場長が「今回の問題で多大なご迷惑をかけていることに、心よりおわび申し上げます。組織のガバナンス=内部統制の問題と部署どうしの連携の問題は私の姿勢に関わっていると痛感する」と述べました。
このあとの審議では、盛り土について事実と異なる説明が繰り返された理由について質疑が行われました。
このうち、去年10月の都議会の委員会で、土木部門の担当部長が行った、豊洲市場の敷地全体に盛り土を行ったとする答弁について、同席していた幹部たちは事実を知っていたのではないかと議員がただしました。
しかし、これに対し、市場長やナンバー2にあたる管理部長、それに新市場整備部長は、盛り土がなされていないことは知らなかったと述べました。
岸本市場長は「建物の下に盛り土がないという認識を持っていなかった。私の認識不足で事実と異なる議会での答弁を阻止できなかったと大変責任を痛感している」と陳謝しました。
答弁を聞いた傍聴者からは「答弁にならん」などと声が上がっていました。
また、今回の問題を受けた都の内部調査で、幹部職員など32人に対して行った聞き取り調査の内容について、議員は「事実の究明に向けた重要な証言になる」と述べ、公開できるのかどうかただしました。
これに対し、都の担当者は「聴取を受けていることと、その内容自体が個人情報にあたる。さらに任意の聴取であるため非公開となる」と述べ、公開できないとする見解を明らかにしました。
都の議会局によりますと、1日目の6日の審議は7日午前0時ごろまで続けられる予定だということです。
審議の冒頭、委員会の理事を務める自民党の田中豪議員が「市場の敷地全体に盛り土をしたので安全だという、結果として虚偽の説明を続けた都に強い憤りを覚える」と述べたうえで、議会としても問題を見抜けなかったことに対し、市場関係者や都民に向け陳謝しました。
また、都の担当局の中央卸売市場の岸本良一市場長が「今回の問題で多大なご迷惑をかけていることに、心よりおわび申し上げます。組織のガバナンス=内部統制の問題と部署どうしの連携の問題は私の姿勢に関わっていると痛感する」と述べました。
このあとの審議では、盛り土について事実と異なる説明が繰り返された理由について質疑が行われました。
このうち、去年10月の都議会の委員会で、土木部門の担当部長が行った、豊洲市場の敷地全体に盛り土を行ったとする答弁について、同席していた幹部たちは事実を知っていたのではないかと議員がただしました。
しかし、これに対し、市場長やナンバー2にあたる管理部長、それに新市場整備部長は、盛り土がなされていないことは知らなかったと述べました。
岸本市場長は「建物の下に盛り土がないという認識を持っていなかった。私の認識不足で事実と異なる議会での答弁を阻止できなかったと大変責任を痛感している」と陳謝しました。
答弁を聞いた傍聴者からは「答弁にならん」などと声が上がっていました。
また、今回の問題を受けた都の内部調査で、幹部職員など32人に対して行った聞き取り調査の内容について、議員は「事実の究明に向けた重要な証言になる」と述べ、公開できるのかどうかただしました。
これに対し、都の担当者は「聴取を受けていることと、その内容自体が個人情報にあたる。さらに任意の聴取であるため非公開となる」と述べ、公開できないとする見解を明らかにしました。
都の議会局によりますと、1日目の6日の審議は7日午前0時ごろまで続けられる予定だということです。
ソース:NHK ニュース