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笠原元投手に執行猶予つきの有罪判決 東京地裁
2016-10-05 05:18:12

プロ野球、巨人の笠原将生元投手が、同僚の野球賭博を手助けした罪などに問われた裁判で、東京地方裁判所は「ファンの信用を失墜させた」として、執行猶予の付いた有罪判決を言い渡しました。
巨人の投手だった笠原将生被告(25)は、おととしから去年にかけて、巨人の同僚だった元投手2人が野球賭博をするのを手助けした罪や常習的に賭博を行った罪に問われました。罪が成立するには、賭けの拠点となる「賭博場」の存在が必要で、弁護士は「賭けはメールなどで行われ、賭博場は存在しない」として、一部無罪を主張していました。
5日の判決で、東京地方裁判所の細谷泰暢裁判官は「賭けに関する行為の多くが特定の飲食店で行われ、賭博場と認められる」として、弁護士の主張を退けました。そのうえで、「現役のプロ野球選手が賭博を繰り返し、ファンの信用を失墜させた」として、懲役1年2か月、執行猶予4年を言い渡しました。
また、笠原元投手らに賭けをさせた罪に問われた飲食店従業員の斉藤聡被告(38)には、懲役1年6か月執行猶予4年を言い渡しました。
巨人の元投手らによる一連の野球賭博をめぐっては、福田聡志元投手、松本竜也元投手、高木京介元投手の3人も賭博の罪に問われ、罰金の略式命令を受けました。
5日の判決で、東京地方裁判所の細谷泰暢裁判官は「賭けに関する行為の多くが特定の飲食店で行われ、賭博場と認められる」として、弁護士の主張を退けました。そのうえで、「現役のプロ野球選手が賭博を繰り返し、ファンの信用を失墜させた」として、懲役1年2か月、執行猶予4年を言い渡しました。
また、笠原元投手らに賭けをさせた罪に問われた飲食店従業員の斉藤聡被告(38)には、懲役1年6か月執行猶予4年を言い渡しました。
巨人の元投手らによる一連の野球賭博をめぐっては、福田聡志元投手、松本竜也元投手、高木京介元投手の3人も賭博の罪に問われ、罰金の略式命令を受けました。
コミッショナー「反社会的勢力の遮断に努める」
笠原元投手の判決を受けてプロ野球の熊崎勝彦コミッショナーは「判決確定前ではあるが、有罪判決を厳粛に受け止め野球界として結束して引き続き、野球賭博の根絶、反社会的勢力の遮断に鋭意努めていきたい」と話しています。
巨人「野球賭博の根絶に全力で取り組む」
巨人の笠原元投手の判決を受けて、巨人は「野球賭博の根絶と反社会的勢力の排除に今後とも全力で取り組みます」とコメントを出しました。
ソース:NHK ニュース