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環境相 パリ協定の早期議決に向け「国会審議に荒技を」
2016-10-04 03:46:58

地球温暖化対策の国際的な枠組み、「パリ協定」の締結がほかの国に比べて大幅に遅れていることについて、山本環境大臣は「通常の条約とは違い、国会審議の場で荒技があってもいいのではないか」と述べ、今の臨時国会で国会承認を求める議案の決議を早めるよう働きかけていく考えを示しました。
パリ協定をめぐっては、温室効果ガスの排出量が世界1位の中国と2位のアメリカが先月初めに締結したのに続き、今月に入って4位のインドも締結しました。さらにEU=ヨーロッパ連合も近く協定を締結する予定で、来月上旬にも協定が発効する見通しとなっています。
排出量が世界5位の日本政府は、今の臨時国会にパリ協定の締結の国会承認を求める議案を提出する方針ですが、TPP=環太平洋パートナーシップ協定をめぐる審議などが焦点となるなか、締結の時期が見通せず、ほかの主要排出国に比べて大幅に遅れる状況となっています。
これについて、山本環境大臣は4日の記者会見で「EUが予想以上に速いスピードで態度を決めてきたので、わが国としても急いでやらないといけないという思いを一層強くしている」と、締結が遅れていることへの危機感を示しました。
そのうえで、「通常の国会審議日程に乗せていくのとは若干、違うような気がしている。通常の条約とは違って、国会審議の場で荒技があってもいいのではないかと思っている」と述べ、今の臨時国会に議案を早期に提出したうえで、審議日程を調整するなどして決議を早めるよう働きかけていく考えを示しました。
排出量が世界5位の日本政府は、今の臨時国会にパリ協定の締結の国会承認を求める議案を提出する方針ですが、TPP=環太平洋パートナーシップ協定をめぐる審議などが焦点となるなか、締結の時期が見通せず、ほかの主要排出国に比べて大幅に遅れる状況となっています。
これについて、山本環境大臣は4日の記者会見で「EUが予想以上に速いスピードで態度を決めてきたので、わが国としても急いでやらないといけないという思いを一層強くしている」と、締結が遅れていることへの危機感を示しました。
そのうえで、「通常の国会審議日程に乗せていくのとは若干、違うような気がしている。通常の条約とは違って、国会審議の場で荒技があってもいいのではないかと思っている」と述べ、今の臨時国会に議案を早期に提出したうえで、審議日程を調整するなどして決議を早めるよう働きかけていく考えを示しました。
ソース:NHK ニュース