アスベスト健康けんこう被害ひがい 各地かくちで電話でんわ相談そうだん始はじまる

アスベストや粉ふんじんを吸い込すいこみ、健康けんこう被害ひがいを受うけた人ひとたちを対象たいしょうにした電話でんわ相談そうだんが、１いち日にちと２に日にちの２に日間にちかん、全国ぜんこく各地かくちで行おこなわれています。

この電話でんわ相談そうだんは、造船ぞうせん業ぎょうや鉄鋼てっこう業ぎょうなどの労働ろうどう組合くみあいが毎年まいとし行おこなっています。

このうち東京とうきょう・西にし東京とうきょう市しの事務所じむしょでは、「造船ぞうせんの仕事しごとをしていたが、最近さいきん、せきやたんなどの症状しょうじょうが出でて心配しんぱいだ」とか、「救済きゅうさいを受うけたいが、手続てつづきの方法ほうほうがわからない」などといった相談そうだんが寄よせられ、担当たんとう者しゃが、専門せんもんの医療いりょう機関きかんを紹介しょうかいしたり、労災ろうさい申請しんせいの手続てつづきのしかたを説明せつめいしたりしていました。

主催しゅさい者しゃによりますと、アスベストによる健康けんこう被害ひがいは、２に０ぜろ年ねん以上いじょうたってから中ちゅう皮かわ腫しゅやがんを発症はっしょうするなど潜伏せんぷく期間きかんが長ながいため、アスベストとの関連かんれんに気付きづかないケースや、適切てきせつに診断しんだんできる専門せんもんの医療いりょう機関きかんが少すくなく救済きゅうさいされていないケースも多おおいということです。

「重工じゅうこう産業さんぎょう労働ろうどう組合くみあい」の小野おの益弘ますひろさんは、「アスベストによる健康けんこう被害ひがいは発症はっしょうすると進行しんこうが速はやいため、異変いへんに気きづいたら、専門医せんもんいに相談そうだんするなど、早はやめに対応たいおうしてほしい」と話はなしていました。

電話でんわ相談そうだんは１いち日にちと２に日にちの２に日間にちかん、午前ごぜん１いち０ぜろ時じから午後ごご４よん時じまで、全国ぜんこく９きゅうか所かしょで行おこなわれ、東京とうきょうは０ぜろ４よん２に－４よん３さん０ぜろ－０ぜろ８はち９きゅう４よん、名古屋なごやは０ぜろ５ご２に－６ろく８はち２に－３さん２に１いち１いち、神戸こうべは０ぜろ７なな８はち－６ろく１いち１いち－３さん１いち１いち４よんなどとなっています。

ソース：NHK ニュース