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地村さん 拉致被害者の早期帰国へ支援訴える
2016-10-08 08:32:16
北朝鮮に拉致され、平成14年に帰国を果たした地村保志さんが地元、福井県小浜市での署名活動に合わせて4年ぶりに公の場で取材に応じ、残された被害者の早期帰国に向けた世論の支援と政府の取り組みを求めました。
地村保志さんは、昭和53年、福井県小浜市で妻の富貴恵さんとともに北朝鮮に拉致され、平成14年の日朝首脳会談のあと、帰国を果たしました。それから今月15日で14年になるのを前に、地村さんは8日、小浜市で、同級生らとともに被害者救出を求める署名活動を行い、多くの人が足を止めて署名に応じていました。
ことし3月に小浜市役所を定年退職した地村さんは、拉致問題に進展が見られない危機感から、ここ最近、署名を呼びかけたり集会の場で発言したりするなど積極的な活動が目立っています。
地村さんは8日、帰国10年の節目に記者会見して以来4年ぶりに公の場で取材に応じ、「私に気がついた方からは声をかけていただいたが、通り過ぎる人も多く問題の風化を実感しました。帰国した私たち以外の拉致被害者については何の進展もないままで、残された被害者を思うと心の痛みを抑えられません。最近は拉致問題が核やミサイルの問題に犠牲になっている感があり、政府は拉致問題を切り離し、解決に向け力を尽くしてほしい」と話しました。
ことし3月に小浜市役所を定年退職した地村さんは、拉致問題に進展が見られない危機感から、ここ最近、署名を呼びかけたり集会の場で発言したりするなど積極的な活動が目立っています。
地村さんは8日、帰国10年の節目に記者会見して以来4年ぶりに公の場で取材に応じ、「私に気がついた方からは声をかけていただいたが、通り過ぎる人も多く問題の風化を実感しました。帰国した私たち以外の拉致被害者については何の進展もないままで、残された被害者を思うと心の痛みを抑えられません。最近は拉致問題が核やミサイルの問題に犠牲になっている感があり、政府は拉致問題を切り離し、解決に向け力を尽くしてほしい」と話しました。
ソース:NHK ニュース