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ハイチで少なくとも470人死亡 ハリケーン被害広がる
2016-10-08 21:31:11
カリブ海で発達したハリケーン「マシュー」は、各地で甚大な被害をもたらし、ハイチではこれまでに少なくとも470人が死亡しました。日本時間の8日夜に上陸したアメリカ南部でも洪水などの被害が広がっていて、警戒が続いています。
ハリケーン「マシュー」は4日、ハイチに上陸し、AP通信は、最も被害の激しかった地域では多数の住宅が倒壊するなどして、これまでに470人が死亡したと伝えています。
ハイチでは各地で道路が寸断しているため、まだ被害の全容がつかめていませんが、ロイター通信は犠牲者の数は877人に上っていると伝えています。
さらに被災地では衛生状態が悪化し、コレラによる死者も出ているということで、WHO=世界保健機関が現地に職員を派遣して対応に当たっています。
国連によりますと、ハイチでは75万人が緊急の支援を必要としているということで、水や食糧、緊急用のテントなど救援物資の配布を急いでいますが、被害は甚大で、国連は国際社会に対して支援の拡大を求めています。
マシューは日本時間の8日夜、アメリカ南部のサウスカロライナ州に上陸し、ピーク時から勢力を弱めてはいますが、それでも最大風速33メートルの強い勢力を保ちながらアメリカ南部の沿岸近くを北東に進んでいます。
アメリカ南部では広い範囲で大雨となり、洪水などの被害が広がっているほか、大規模な停電も起きていて、警戒が続いています。
ハイチでは各地で道路が寸断しているため、まだ被害の全容がつかめていませんが、ロイター通信は犠牲者の数は877人に上っていると伝えています。
さらに被災地では衛生状態が悪化し、コレラによる死者も出ているということで、WHO=世界保健機関が現地に職員を派遣して対応に当たっています。
国連によりますと、ハイチでは75万人が緊急の支援を必要としているということで、水や食糧、緊急用のテントなど救援物資の配布を急いでいますが、被害は甚大で、国連は国際社会に対して支援の拡大を求めています。
マシューは日本時間の8日夜、アメリカ南部のサウスカロライナ州に上陸し、ピーク時から勢力を弱めてはいますが、それでも最大風速33メートルの強い勢力を保ちながらアメリカ南部の沿岸近くを北東に進んでいます。
アメリカ南部では広い範囲で大雨となり、洪水などの被害が広がっているほか、大規模な停電も起きていて、警戒が続いています。
ハイチ南西部で農業に大きな被害
ハリケーンが直撃したカリブ海のハイチでは、南西部の地域を中心に主要産業の農業にも大きな被害が出ています。
WFP=世界食糧計画によりますと、ハイチ政府の調査で、南西部では5000トンのトウモロコシが失われたことが判明したということです。また、鶏や牛などの家畜も多くの数が死んだということです。
南西部にあるハイチ第3の都市、レカイの農家の男性は「ハリケーンで、栽培していたトウモロコシの半分以上を失い、生活は非常に厳しい」と話していました。
ハイチは国民の半数以上が農業に従事していますが、ハリケーンで作物や農地が大きな被害を受けたことで、食糧不足や経済への打撃が長引くことが懸念されます。
WFP=世界食糧計画によりますと、ハイチ政府の調査で、南西部では5000トンのトウモロコシが失われたことが判明したということです。また、鶏や牛などの家畜も多くの数が死んだということです。
南西部にあるハイチ第3の都市、レカイの農家の男性は「ハリケーンで、栽培していたトウモロコシの半分以上を失い、生活は非常に厳しい」と話していました。
ハイチは国民の半数以上が農業に従事していますが、ハリケーンで作物や農地が大きな被害を受けたことで、食糧不足や経済への打撃が長引くことが懸念されます。
ソース:NHK ニュース