Show Furigana
“視界悪い際にも桜島の噴煙把握可能”期待
2016-10-08 20:05:23

気象庁の気象研究所などが高性能の気象レーダーで鹿児島県の桜島の噴煙を観測した結果、噴火直後の火山灰の形についての基礎的なデータが得られました。今後、雨粒などと区別することで、雨や曇りで視界が悪い際にも噴煙の状況を捉えられる可能性があると期待されています。
気象庁は、全国の一部の火山について、噴煙を監視カメラや目視で観測し、高さや流れている方向などの情報を発表していますが、雨や曇りの日は見えないことが多く、どう確認するかが課題になっていました。
これについて、気象庁の気象研究所などのグループが、ことし3月から鹿児島県の桜島に高性能の気象レーダーを設置して噴煙を観測した結果、噴火直後に火山灰がどのような形をしているかについての基礎的なデータが得られたということです。
具体的には、レーダーの電波が反射して戻ってくる強さや動きの違いなどから、火山灰は丸に近い形をしている雨や氷の粒とは明らかに違うことがわかったということで、今後、雨粒などと区別することで、雨や曇りで視界が悪い際にも噴煙の状況を捉えられる可能性があるということです。
気象研究所の佐藤英一研究官は「この技術が確立すれば、雨の日でもすぐに噴火を確認し、噴煙の高さなどを把握することができるので、実用化へ向けて研究を続けたい」と話していました。
これについて、気象庁の気象研究所などのグループが、ことし3月から鹿児島県の桜島に高性能の気象レーダーを設置して噴煙を観測した結果、噴火直後に火山灰がどのような形をしているかについての基礎的なデータが得られたということです。
具体的には、レーダーの電波が反射して戻ってくる強さや動きの違いなどから、火山灰は丸に近い形をしている雨や氷の粒とは明らかに違うことがわかったということで、今後、雨粒などと区別することで、雨や曇りで視界が悪い際にも噴煙の状況を捉えられる可能性があるということです。
気象研究所の佐藤英一研究官は「この技術が確立すれば、雨の日でもすぐに噴火を確認し、噴煙の高さなどを把握することができるので、実用化へ向けて研究を続けたい」と話していました。
ソース:NHK ニュース