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警察が逆走車を誤って発表 新潟・柏崎
2016-10-11 09:44:09
10日夜、新潟県柏崎市で軽ワゴン車と乗用車が衝突し、双方に乗っていた2人が死亡した事故について、警察は、当初、軽ワゴン車が道路を逆走したとしていましたが、その後の捜査で、実際に逆走していたのは乗用車のほうで誤りだったと発表しました。警察は、今後、遺族らに直接謝罪することにしています。
10日午後9時前、新潟県柏崎市の国道116号線で軽ワゴン車と乗用車が正面衝突し、軽ワゴン車を運転していた新潟市西蒲区の自営業、石川浩さん(62)と乗用車を運転していた青森県東通村の川口操さん(41)が死亡しました。
この事故で、警察は、当初、軽ワゴン車が国道を逆走したと発表していました。しかし、事故の目撃者の話などその後の捜査で、実際に逆走していたのは乗用車のほうで、誤りだったと発表しました。警察は、すでに遺族らに電話で状況を説明し、今後、直接会って謝罪することにしています。
この事故で、警察は、当初、軽ワゴン車が国道を逆走したと発表していました。しかし、事故の目撃者の話などその後の捜査で、実際に逆走していたのは乗用車のほうで、誤りだったと発表しました。警察は、すでに遺族らに電話で状況を説明し、今後、直接会って謝罪することにしています。
目撃者の話
事故を目撃した新潟市の男性は、NHKの電話インタビューで当時の状況を詳細に説明しました。男性によりますと、軽ワゴン車が自分の車を追い越して前に移動した直後に、ライトをつけた乗用車が国道を逆走してきたということです。そして衝突事故が起き、2台の車の位置関係が反転したような状態になってしまったということです。
男性は「軽ワゴン車が自分の前にいなければ衝突されたのは自分だった。亡くなった方は何も話せないので、警察は真実をはっきりさせてほしい」と話していました。
男性は「軽ワゴン車が自分の前にいなければ衝突されたのは自分だった。亡くなった方は何も話せないので、警察は真実をはっきりさせてほしい」と話していました。
遺族「状況をはっきりと」
当初、道路を逆走した車を運転していたと警察に発表された石川浩さんの長男の裕之さん(37)は事故の現場で、「父は米ぬかなどの積み荷を積んで、自宅に帰る途中だった。逆走した車が向かっていた方向は、帰宅するルートとは逆でありえない。父が帰ってくることはなく本当に悔しい。今は本当の事故の状況をはっきりさせてもらいたい」と話していました。
ソース:NHK ニュース