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1票の格差 7月の参院選は「違憲状態」 広島高裁岡山支部
2016-10-14 07:20:01

ことし7月の参議院選挙で、いわゆる1票の格差が最大で3.08倍だったことについて、広島高等裁判所岡山支部は、憲法が求める投票価値の平等に反した「違憲状態」だったとする判決を言い渡しました。一方で、選挙の無効を求める訴えは認めませんでした。
7月の参議院選挙では、選挙区によって議員1人あたりの有権者の数に最大で3.08倍の格差があり、弁護士などのグループが「投票価値の平等に反し、憲法に違反する」として、選挙の無効を求める訴えを全国で起こしました。
一連の裁判で初めてとなる判決が、広島高等裁判所岡山支部で言い渡され、松本清隆裁判長は、1票の格差が憲法が求める投票価値の平等に反した「違憲状態」だったという判断を示しました。
一方で、国会が格差是正に向けた取り組みをしていて、憲法違反とまでは言えないとして、選挙の無効は認めませんでした。
参議院選挙の1票の格差をめぐっては、最高裁判所が、最大で4.77倍だった3年前の選挙を「違憲状態」と判断し、ことしの選挙では、いわゆる「合区」を含む定数是正が行われ、格差が縮小していました。
一連の裁判で初めてとなる判決が、広島高等裁判所岡山支部で言い渡され、松本清隆裁判長は、1票の格差が憲法が求める投票価値の平等に反した「違憲状態」だったという判断を示しました。
一方で、国会が格差是正に向けた取り組みをしていて、憲法違反とまでは言えないとして、選挙の無効は認めませんでした。
参議院選挙の1票の格差をめぐっては、最高裁判所が、最大で4.77倍だった3年前の選挙を「違憲状態」と判断し、ことしの選挙では、いわゆる「合区」を含む定数是正が行われ、格差が縮小していました。
ソース:NHK ニュース