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古いケーブルの緊急点検「問題なかった」 東京電力
2016-10-14 09:10:29
埼玉県新座市にある東京電力の地下の施設で起きた火災で、東京電力は14日、燃えたケーブルと同じく設置から35年以上がたっている古いタイプのケーブルの緊急点検を行い、問題はなかったと報告しました。一方、火災が起きた施設では、ケーブルの接続部の一部に防火用のカバーが取り付けられておらず、東京電力は今後、被害が広がったこととの関連を調べることにしています。
今回、燃えたケーブルについて東京電力は、電気が流れる銅線の外側に絶縁体として、油を染み込ませた紙を何重にも巻きつけるOFケーブルと呼ばれる古いタイプのもので、絶縁体が何らかの理由で損傷した場合には大きい電流が流れて出火するおそれがあり、それが油に引火して、ほかのケーブルに被害が広がることが考えられるとしています。
東京電力はこのうち、同じ27万5000ボルトのケーブルがある17の路線で、油圧や油の量から油漏れがないかを測定器で確認したり、現場で直接、劣化していないかを調べたりする緊急点検を実施しました。
14日午後5時前から開いた記者会見で、東京電力は、緊急点検の結果、問題はなかったと報告しました。
一方、東京電力によりますと、今回、火災が起きた現場付近にはケーブルどうしをつなぐ接続部が6つの回線に1か所ずつ、合わせて6か所ありましたが、このうちの5か所には、防火用のカバーが取り付けられていなかったということです。
防火用のカバーは隙間ができやすい接続部を保護して火災の延焼を防ぐためのもので、10年以上前から取り付けが進められてきましたが、管内の送電網全体のカバーの設置率は70%程度だということです。
東京電力は、防火用のカバーが一部なかったことと、被害が広がったこととの関連を今後、調べることにしています。
東京電力はこのうち、同じ27万5000ボルトのケーブルがある17の路線で、油圧や油の量から油漏れがないかを測定器で確認したり、現場で直接、劣化していないかを調べたりする緊急点検を実施しました。
14日午後5時前から開いた記者会見で、東京電力は、緊急点検の結果、問題はなかったと報告しました。
一方、東京電力によりますと、今回、火災が起きた現場付近にはケーブルどうしをつなぐ接続部が6つの回線に1か所ずつ、合わせて6か所ありましたが、このうちの5か所には、防火用のカバーが取り付けられていなかったということです。
防火用のカバーは隙間ができやすい接続部を保護して火災の延焼を防ぐためのもので、10年以上前から取り付けが進められてきましたが、管内の送電網全体のカバーの設置率は70%程度だということです。
東京電力は、防火用のカバーが一部なかったことと、被害が広がったこととの関連を今後、調べることにしています。
ソース:NHK ニュース