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児童相談所の半数 子どもの一時保護に「家裁の関与不要」
2016-10-14 19:18:33

虐待などを理由にした子どもの「一時保護」について、判断を家庭裁判所に委ねる方向で検討が進められていますが、厚生労働省の調査で、回答のあった全国の児童相談所のほぼ半数が「家庭裁判所の関与は必要ない」と考えていることがわかりました。
子どもの虐待の問題では、児童相談所が子どもを保護者から引き離す「一時保護」をためらうことで、虐待が深刻化するおそれが指摘され、厚生労働省の検討会で、判断を家庭裁判所に委ねる方向で議論が進められています。
この問題をめぐり、厚生労働省が全国の児童相談所を対象に、その必要性を聞いたところ、回答のあったほぼ半数にあたる92か所が「家庭裁判所の関与は必要ない」と回答しました。
理由として、「現在の態勢で新たな制度に対応できるかわからない」とか、「司法の手続きに時間がかかり、対応が遅れるのでないか」などの懸念が出されたということです。
来月にも検討会の議論がまとまると見られ、厚生労働省は「子どもの一時保護に家庭裁判所がどう関わるのが望ましいか、慎重に検討したい」としています。
この問題をめぐり、厚生労働省が全国の児童相談所を対象に、その必要性を聞いたところ、回答のあったほぼ半数にあたる92か所が「家庭裁判所の関与は必要ない」と回答しました。
理由として、「現在の態勢で新たな制度に対応できるかわからない」とか、「司法の手続きに時間がかかり、対応が遅れるのでないか」などの懸念が出されたということです。
来月にも検討会の議論がまとまると見られ、厚生労働省は「子どもの一時保護に家庭裁判所がどう関わるのが望ましいか、慎重に検討したい」としています。
ソース:NHK ニュース