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会社社長殺害事件 1人が強盗殺人罪の無罪を主張
2016-10-17 03:09:01

知り合いの会社社長を殺害し、およそ1億7000万円を貸金庫からだまし取った罪などに問われている、2人の被告の裁判員裁判が東京地方裁判所で始まり、1人が起訴された内容を認めた一方、もう1人は強盗殺人の罪について無罪を主張しました。
去年10月、前橋市内の住宅の跡地で、青森県弘前市の不動産会社社長、小澤道明さん(当時62)が遺体で見つかり、知り合いの山口安夫被告(66)と坂巻勝美被告(54)が、3年前に小澤さんを殺害し、およそ1億7000万円を貸金庫からだまし取ったとして、強盗殺人や詐欺などの罪に問われています。
東京地方裁判所で開かれた裁判員裁判の初公判で、坂巻被告は起訴された内容を認めました。
一方、山口被告は詐欺などの罪は認めましたが、強盗殺人の罪について、「手を出していない」として、無罪を主張し、弁護士は「もう1人の単独の犯行で、本人は殺害することや財産を奪うことなど、考えてもいなかった」と主張しました。
これに対して検察は「山口被告は経済的に苦しい状況で、被害者を殺して現金を奪おうと犯行を持ちかけた。2人による犯行だということは、坂巻被告や知人の証言で立証する」と述べました。
東京地方裁判所で開かれた裁判員裁判の初公判で、坂巻被告は起訴された内容を認めました。
一方、山口被告は詐欺などの罪は認めましたが、強盗殺人の罪について、「手を出していない」として、無罪を主張し、弁護士は「もう1人の単独の犯行で、本人は殺害することや財産を奪うことなど、考えてもいなかった」と主張しました。
これに対して検察は「山口被告は経済的に苦しい状況で、被害者を殺して現金を奪おうと犯行を持ちかけた。2人による犯行だということは、坂巻被告や知人の証言で立証する」と述べました。
ソース:NHK ニュース