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ボート・カヌー会場 現計画と変更案など今月中に判断へ
2016-10-18 19:02:27

東京都の小池知事は、IOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長との会談で、4年後の東京大会のコスト削減に向けた協議の場を設けることで合意しました。焦点となっているボート・カヌーの会場については、整備費用を大幅に縮減できると試算された現在の計画と、宮城県の会場に変更する提案などを今月中に判断し、結論を出すことにしています。
小池知事は18日、IOCのバッハ会長らと会談し、課題となっている大会コストの削減に向けて話し合いました。この中で小池知事は、4年後の東京大会の競技会場の見直しについて検討していることを説明したのに対し、バッハ会長は「当初の計画を変えないことが利益になる」と述べたうえで、「大幅にコストを削減していける潜在性はある」として、都の取り組みに理解を示しました。
そして、都、IOC、大会組織委員会、日本政府の4者による大会コストの削減に向けた協議の立ち上げに合意し、これを受け小池知事は、今月中に競技会場についての結論を出し、協議に臨むことにしています。
中でも、焦点となっているボート・カヌーの会場については、都の試算で、これまでの491億円から300億円前後にまで整備費用を縮減できるとされた現在の計画の「海の森水上競技場」や、すでに現地の視察も終え「復興五輪」の理念にかなうと評価する宮城県登米市にあるボート場など、都外の会場に変更する提案を総合的に判断することにしています。
そして、都、IOC、大会組織委員会、日本政府の4者による大会コストの削減に向けた協議の立ち上げに合意し、これを受け小池知事は、今月中に競技会場についての結論を出し、協議に臨むことにしています。
中でも、焦点となっているボート・カヌーの会場については、都の試算で、これまでの491億円から300億円前後にまで整備費用を縮減できるとされた現在の計画の「海の森水上競技場」や、すでに現地の視察も終え「復興五輪」の理念にかなうと評価する宮城県登米市にあるボート場など、都外の会場に変更する提案を総合的に判断することにしています。
バッハ会長 東京五輪組織委を訪問へ
バッハ会長は19日、4年後の東京オリンピック・パラリンピックの大会の組織委員会を訪問し、都や政府とともにコスト削減などに取り組んでいくことを確認する見通しです。
バッハ会長は18日、東京都の小池知事をはじめ、松野文部科学大臣や丸川オリンピック・パラリンピック担当大臣と会談しました。会談では、東京都がボートなど3つの競技会場の見直しの検討を進める中、東京都、日本政府、組織委員会、IOCの4者による協議の場を設けることを提案し、密接に協力していくことの重要性を強調しました。
バッハ会長は19日、都内にある組織委員会の事務所を訪問し、4者が一丸となってコスト削減などに取り組んでいくことを確認する見通しです。そして、東京大会の準備状況を監督するIOCの調整委員会のトップでもあるコーツ副会長とともに取材に応じる予定です。
東京大会の競技会場の見直しをめぐる議論が続く中で、IOCの幹部が4者協議に参加することになる各団体との会談を終えたあと、改めてどのような考えを示すのかが注目されます。
バッハ会長は18日、東京都の小池知事をはじめ、松野文部科学大臣や丸川オリンピック・パラリンピック担当大臣と会談しました。会談では、東京都がボートなど3つの競技会場の見直しの検討を進める中、東京都、日本政府、組織委員会、IOCの4者による協議の場を設けることを提案し、密接に協力していくことの重要性を強調しました。
バッハ会長は19日、都内にある組織委員会の事務所を訪問し、4者が一丸となってコスト削減などに取り組んでいくことを確認する見通しです。そして、東京大会の準備状況を監督するIOCの調整委員会のトップでもあるコーツ副会長とともに取材に応じる予定です。
東京大会の競技会場の見直しをめぐる議論が続く中で、IOCの幹部が4者協議に参加することになる各団体との会談を終えたあと、改めてどのような考えを示すのかが注目されます。
ソース:NHK ニュース