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東海地震判定会「地震に結びつく変化観測ない」
2016-10-18 11:18:48

東海地震の判定会は18日、定例の会合を開き、「現在のところ、東海地震に直ちに結びつくと見られる変化は観測していない」という見解をまとめました。
東海地震の判定会の定例の会合は、18日午後、気象庁で開かれ、先月から今月にかけて東海地震の想定震源域やその周辺で観測されたデータを検討しました。
それによりますと、愛知県西部では16日からプレート境界付近を震源とする低周波地震が観測されているほか、愛知県と静岡県の複数のひずみ観測点でわずかな地殻変動を観測しているということです。
これらはいずれもプレート境界が数日から1週間程度かけてゆっくりとずれ動く「短期的ゆっくりすべり」によるものと推定され、起きている場所は東海地震の想定震源域よりも深いところで、最近ではことし1月にも発生するなど、過去にもたびたび起きているということです。
また、浜名湖付近の地下でプレート境界がゆっくりとずれ動く「長期的ゆっくりすべり」によるものと推定される、静岡県西部から愛知県東部にかけての地域で観測されている通常とは異なった地殻変動は、去年の半ばごろからやや緩やかになっているということです。
判定会は、このほかにプレート境界の状況に特段の変化を示すような観測データは得られておらず、「現在のところ、東海地震に直ちに結びつくと見られる変化は観測していない」という見解をまとめました。
判定会の会長を務める東京大学地震研究所の平田直教授は「おとといからの『短期的ゆっくりすべり』のような現象が、東海地震の想定震源域でも起き始めると、大地震の前兆のような現象を示唆することにもなるので、今後もしっかり監視を続ける必要がある」と話しています。
それによりますと、愛知県西部では16日からプレート境界付近を震源とする低周波地震が観測されているほか、愛知県と静岡県の複数のひずみ観測点でわずかな地殻変動を観測しているということです。
これらはいずれもプレート境界が数日から1週間程度かけてゆっくりとずれ動く「短期的ゆっくりすべり」によるものと推定され、起きている場所は東海地震の想定震源域よりも深いところで、最近ではことし1月にも発生するなど、過去にもたびたび起きているということです。
また、浜名湖付近の地下でプレート境界がゆっくりとずれ動く「長期的ゆっくりすべり」によるものと推定される、静岡県西部から愛知県東部にかけての地域で観測されている通常とは異なった地殻変動は、去年の半ばごろからやや緩やかになっているということです。
判定会は、このほかにプレート境界の状況に特段の変化を示すような観測データは得られておらず、「現在のところ、東海地震に直ちに結びつくと見られる変化は観測していない」という見解をまとめました。
判定会の会長を務める東京大学地震研究所の平田直教授は「おとといからの『短期的ゆっくりすべり』のような現象が、東海地震の想定震源域でも起き始めると、大地震の前兆のような現象を示唆することにもなるので、今後もしっかり監視を続ける必要がある」と話しています。
ソース:NHK ニュース