関電かんでん社員しゃいんの自殺じさつを労災ろうさいと認定にんてい 原発げんぱつ審査しんさ対応たいおうで月つき２に０ぜろ０ぜろ時間じかん残業ざんぎょう

福井ふくい県けんにある運転うんてん開始かいしから４よん０ぜろ年ねんを超こえた高浜たかはま原子力げんしりょく発電はつでん所しょの運転うんてん延長えんちょうに向むけた審査しんさの対応たいおうにあたっていた、関西かんさい電力でんりょくの４よん０ぜろ代だいの男性だんせい社員しゃいんが自殺じさつし、長時間ちょうじかん労働ろうどうによる過労かろうが原因げんいんだったとして、労災ろうさいと認定にんていされました。男性だんせいの残業ざんぎょうは月つき２に０ぜろ０ぜろ時間じかんに上のぼることもあったということです。

労災ろうさいと認みとめられたのは、関西かんさい電力でんりょくの４よん０ぜろ代だいの男性だんせい社員しゃいんです。男性だんせいは、高浜たかはま原子力げんしりょく発電はつでん所しょの１いち号機ごうきと２に号機ごうきについて、原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいが行おこなう審査しんさの対応たいおうにあたっていましたが、ことし４月しがつ２に０ぜろ日にち、出張しゅっちょう先さきの東京とうきょうのホテルの部屋へやで自殺じさつしているのが見みつかりました。
関係かんけい者しゃによりますと、男性だんせいは管理かんり職しょくですが、ことしに入はいってから１いちか月かげつの残業ざんぎょうが１いち０ぜろ０ぜろ時間じかんを大幅おおはばに超こえるようになり、２月にがつは少すくなくとも２に０ぜろ０ぜろ時間じかんに上のぼったほか、４月しがつも自殺じさつ前日ぜんじつまでの１いち９きゅう日間にちかんで、少すくなくとも１いち５ご０ぜろ時間じかんに上のぼったということです。
このため、労働ろうどう基準きじゅん監督かんとく署しょは、自殺じさつは長時間ちょうじかん労働ろうどうによる過労かろうが原因げんいんだったとして、労災ろうさいと認定にんていしました。
高浜たかはま原発げんぱつ１いち号機ごうきと２に号機ごうきは、運転うんてん開始かいしから４よん０ぜろ年ねんを超こえていて、運転うんてん期間きかんを延長えんちょうするためには、ことし７月しちがつ７なな日にちの期限きげんまでに原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいの審査しんさの手続てつづきを終おえなければならない状況じょうきょうで、男性だんせいは原子力げんしりょく規制きせい庁ちょうとの折衝せっしょうや書類しょるい作成さくせいなどで業務ぎょうむの負担ふたんが増ましていたということです。

関西かんさい電力でんりょくは「遺族いぞくの方ほうの感情かんじょうに配慮はいりょして、当社とうしゃの社員しゃいんであるかどうかについてもコメントを差し控さしひかえさせていただきます」としています。

ソース：NHK ニュース