岡山おかやまの元もとウラン加工かこう施設しせつで一時いちじ外部がいぶ電源でんげん喪失そうしつ 異常いじょうなし

日本にっぽん原子力げんしりょく研究けんきゅう開発かいはつ機構きこうによりますと、岡山おかやま県けんと鳥取とっとり県けんの県境けんきょうで、震度しんど５ご強きょうの揺ゆれを観測かんそくした岡山おかやま県けん鏡野かがみの町まちにある元もとのウラン加工かこう施設しせつ、「人形にんぎょう峠とうげ環境かんきょう技術ぎじゅつセンター」は、一時いちじ、外部がいぶからの電源でんげんが失うしなわれ、非ひ常用じょうようの発電はつでん機きで電気でんきをまかなっていましたが、その後そのご、外部がいぶからの電源でんげんが復旧ふっきゅうしたということです。

この施設しせつでは、核かく燃料ねんりょうの原料げんりょうとなるウランを濃縮のうしゅくする技術ぎじゅつの研究けんきゅう開発かいはつが行おこなわれていましたが、平成へいせい１いち３さん年ねんまでに運転うんてんを終おえ、現在げんざいは、設備せつびに残のこったウランを取り除とりのぞくなど解体かいたい技術ぎじゅつの研究けんきゅうが行おこなわれています。
これまでのところ施設しせつに異常いじょうはなく、空調くうちょう機器ききが正常せいじょうに働はたらいているため、放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつを施設しせつ内ないに閉じ込とじこめることができているほか、施設しせつの周辺しゅうへんの放射線ほうしゃせん量りょうを観測かんそくするモニタリングポストの値ねにも変化へんかはないということです。

ソース：NHK ニュース