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「未指定」の廃棄物 約77%が基準下回る
2016-10-23 19:32:15

東京電力福島第一原子力発電所の事故で発生した放射性物質を含む廃棄物のうち、濃度が国の基準を上回っているものの、風評被害への懸念などから指定廃棄物の申請を出していない、いわゆる「未指定」の廃棄物について、環境省が宮城県内で改めて測定した結果、およそ77%が基準を下回っていることがわかりました。
原発事故で発生した放射性物質を含む稲わらや堆肥などの廃棄物の中には、国が基準としている8000ベクレルを上回っているものの、風評被害への懸念などから、指定廃棄物の申請を出さなかった、いわゆる「未指定」の廃棄物があります。
こうした「未指定」の廃棄物は宮城県内でおよそ2500トンに上り、14の自治体のおよそ100か所で農家や自治体などが保管しています。
指定廃棄物に指定されない廃棄物は市町村で処分することが定められていますが、いわゆる「未指定」の廃棄物をめぐっては、濃度が高いため、誰がどのような形で処分するのか具体的な検討が進められてきませんでした。
こうした中、環境省が、ことし4月から先月までの間に宮城県内の未指定廃棄物を改めて測定した結果、およそ2000トン、率にして、およそ77%が基準を下回っていることがわかりました。
宮城県は、原発事故から5年半が経過し、廃棄物の濃度が低くなってきていることも踏まえ、基準値以下の汚染廃棄物の処分方法について、来月開かれる市町村長会議で提案したいとしています。
こうした「未指定」の廃棄物は宮城県内でおよそ2500トンに上り、14の自治体のおよそ100か所で農家や自治体などが保管しています。
指定廃棄物に指定されない廃棄物は市町村で処分することが定められていますが、いわゆる「未指定」の廃棄物をめぐっては、濃度が高いため、誰がどのような形で処分するのか具体的な検討が進められてきませんでした。
こうした中、環境省が、ことし4月から先月までの間に宮城県内の未指定廃棄物を改めて測定した結果、およそ2000トン、率にして、およそ77%が基準を下回っていることがわかりました。
宮城県は、原発事故から5年半が経過し、廃棄物の濃度が低くなってきていることも踏まえ、基準値以下の汚染廃棄物の処分方法について、来月開かれる市町村長会議で提案したいとしています。
ソース:NHK ニュース